出版社内容情報
ヨーロッパでもっともグルメな国は、ベルギーなのだとか。日本の1割にも満たない小さな国でありながら、多くの国と国境を接しているという地理的条件が、ひと言では表せないほど多彩な食文化を育んだ。フランス料理の伝統を受け継ぎつつ、素材にこだわったベルギー料理や、世界的に有名なチョコレート。そして赤、白、木イチゴ、チェリーなど400種類以上もあるビール。これらを通して、ベルギーの複雑な歴史、文化、国民性などを綴る。
目次
1 こんなお城に暮らしてみたい―ジビエ料理と優雅な食卓
2 空飛ぶ教会の鐘―イースターとチョコレート
3 シェフも立ち食いフリテュールの魅力―老いも若きもブリテンに夢中
4 熱々がうれしいワッフルとクレープ―甘い香りの美味しい街角
5 三ツ星レストランでディナーしましょう―お洒落と美食の都・ブリュッセル
6 風とムール貝の山―ゼーラントで出会う海の幸
7 ルビーのように輝くビール―サクランボのビールで乾杯
8 熱いビールをビアカフェで―可愛い町の地ビールたち
9 おばあちゃんの郷土料理―素朴な味はビールの魔法
10 花のミューズ川を食べ歩く―隠れた逸品に出会える散歩道
11 カニカマボコと銀色の北海―風と海のリゾート・オステンドの向こうに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きりぱい
7
ベルギーと言えば『フランダースの犬』を思い出すかもしれません、とあって、え?(オランダな気がしていた!)あとはワッフルぐらいしか浮かばないけれど、フリテン(フライドポテト)やムール貝、ビールなど、ベルギー特有というより、言われなければイギリスやフランス、ドイツのものと思ってしまいそうなものが多い。驚いたのは、国内でもフランス語圏、オランダ語圏、ドイツ語圏に分かれていること。で、アメリカにポテトを広めたのはベルギー移民なのに、フランス語を話していたのでフランス人と思われてフレンチフライとなったとかの説も。2012/08/28
Humbaba
3
外国では,日本では絶対に経験できないようなことも経験できる.他の地域では非常に贅沢なことであっても,その地域にとっては当たり前のことという出来事もたくさんある.だからこそ,外国に行って積極的に物事に触れることは意味があるのだろう.2012/05/06
鈴木誠二
0
ベルギービール目当てで購入したが、ナチドイツのベルギー人強制労働ネタがナチュラルに出てきてビックリ! 2019/04/06