出版社内容情報
他人ってなんだろう? 自由ってなんだろう? 記憶ってなんだろう?
難解な専門用語に頼らず、日常生活の言葉を使って哲学のギモンに迫る画期的な対話篇。
刊行から30年、哲学入門の大定番として読み継がれてきた名著が完全リニューアル!
【本書の内容】
1 意識と実在
2 他人の心
3 記憶と過去
4 時の流れ
5 経験と知
6 私的体験
7 規範の生成
8 意味の在りか
9 行為と意志
10 自由
【目次】
内容説明
他人ってなんだろう?自由ってなんだろう?記憶ってなんだろう?:難解な専門用語に頼らず、日常生活の言葉を使って哲学のギモンに迫る画期的な対話篇。刊行から30年、哲学入門の大定番として読み継がれてきた名著が完全リニューアル!哲学をはじめるなら、まずはこの一冊から!
目次
1 意識と実在
2 他人の心
3 記憶と過去
4 時の流れ
5 経験と知
6 私的体験
7 規範の生成
8 意味の在りか
9 行為と意志
10 自由
著者等紹介
野矢茂樹[ノヤシゲキ]
1954年東京都生まれ。東京大学大学院博士課程修了。北海道大学助教授、東京大学大学院教授、立正大学教授を歴任。専攻は哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
trazom
113
あとがきに「楽しんでいただけたら…」とあるが「最高に楽しかったです」と答えたい。本書は、哲学者や学説を紹介する知識中心ではなく、哲学的なテーマをじっくり思索する構成:意識と実在は二元論か、心身は二元論か、時間の流れは(独今論は?)、法則を帰納できるか、逆転スペクトルの懐疑、正常と異常は、言葉とは、決定論と自由など。二人の対話形式で進む議論は、「ああでもない、こうでもない」というより、むしろ「ああ言えば、こう言う」に近いが、学生時代に友人の下宿で夜を徹して語り合った日々を思い出した。私はこういう本が好きだ。2026/08/14
へくとぱすかる
37
他人の心、実在、時間の流れ、意味、自由等々……。誰でも一度は考え、混乱し、わからないまま考えることを止め、そして忘れては思い出す(……と思っていたが、こういうことを一度も疑問に思ったことがない人も結構いるらしい。そういう人にこそ読んでほしいのだが)。哲学には答えのない問題も多いが、ただ単に考えることがこんなにもおもしろいことだと教えてくれるのは哲学だけかもしれない。古代に学問が始まった頃はすべて哲学。多くの学問が分化したあと、現代にまで残った問題こそ、哲学にふさわしい。少しでも自分で考えてみるのがベスト。2026/07/05
あきあかね
17
「生物が絶滅しても夕焼けは赤いか」「時が流れるとはどういうことか」「五分前に世界はできたという仮説」 著者は難解な哲学用語は用いずに、「意識と実在」「記憶と過去」といった様々な根本的な問題を考え抜き、真の「哲学者」であると思う。哲学の知識が比較的ある「N」と、知識はないけれど時に本質的な指摘をして「N」の考えを揺さぶる「S」の二人の軽妙な問答は考えることの面白さを教えてくれる。どのテーマも、謎解きの結論が示されることはなく、二人の思考の過程を経て、なお謎は残り続ける。それゆえに本書は⇒2026/05/26
とりから
12
哲学の命題が、対話として提示される。ーーある人がA点からB点へ移動する。だけど、それはB点をめざしたものなのか、A点から逃げ出したものなのか。ーー確かにそのシナリオは物理学には書かれていない。虚構の物語の内にある?ーー現実の運動は一通りでしかないが、もしB点の前に障害があったとしたら、と考える。B点をめざした場合には、それでもB点へと向かおうとしただろう。A点から逃げてきたのであれば、B点を無視して、A点から遠ざかろうとしたはずだ。そうした非現実の可能性が、現実の運動に対して行為としての意味を与える。2026/08/17
Yoshi
10
さまざまなトピックについて議論する形。特に解答を示すようなことはしない。考えさせるというのを目的にした書籍。時間に関して、そう簡単ではないと改めて感じた。一方で、行為論、自由に関しては、ほかにもアイディアがあるし、ちょっと浅いと感じた。2026/06/25
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