講談社現代新書<br> 新しい日本地理―地図・統計・移動から読み解く

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講談社現代新書
新しい日本地理―地図・統計・移動から読み解く

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  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065437261
  • NDC分類 291
  • Cコード C0225

出版社内容情報

日本は「東西」で語れるのか?
「中部地方」は存在するのか?
何が「裏日本」をつくったのか?

私たちが知らない〈この国のかたち〉
日本列島って、こんなに面白かったのか!!!
【フルカラー&図版100点以上収録】

分けて、つないで、知的興奮……
日本の見方がガラリと変わる
まったく新しい地理学入門!

【本書のおもな内容】
◆都道府県ランキングが隠すもの
◆マクドナルドを「マクド」と呼ぶのは関西だけではない
◆西日本で見られる「納豆人気」の謎
◆プロ野球や進学先から見える「地域構造」
◆地政学と国土計画の意外なつながり
◆台風や黒潮が「南海日本」をつくった?
◆地域の盛衰は「交通」で決まる?
◆「瀬戸内海」はいかにして発見されたのか?
◆なぜ九州は出生率が高いのか? ……ほか

「地域区分は、一見すると地域を『分ける』試みのようでありながら、実はそれと同じくらい『つなぐ』営みでもある。何らかの共通性を持つからこそ、異なる地域が同じ区分として括られる。新しい地域区分を考えることは、はるか遠方のどこか、そしてそこに住む誰かに対して想いを寄せることでもある。日本列島のあちこちに築かれた地方ブロックの壁を飛び越え、遠く離れた場所との新たなつながりを見出すこと、それがこの本の目的である」――「はじめに」より


【目次】

●第1部 日本はどう分けられる?
第1章 日本は「東」と「西」に分けられるのか?
コラム1 関西なのに東京式アクセント?――「言語島」の謎
第2章 「札仙広福」と地域ブロック幻想
コラム2 地政学と国土計画のつながり

●第2部 何が風土をつくるのか?
第3章 何が「裏日本」をつくったのか?
コラム3 地政学界のタブー?「環境決定論」とは
第4章 黒潮がつくった「南海日本」
コラム4 地域の盛衰は交通で決まる?
第5章 「中央日本」の物流と産業
コラム5 「瀬戸内海」の発見

●第3部 移動が変えるもの、変えないもの
第6章 出生率はなぜ「西高東低」になったのか?
コラム6 出生率の統計マジック――「テンポ効果」とは?
第7章 移民から見た日本の「西」と「東」
コラム7 「北」への移住/「北」からの移住
第8章 「地域区分」とは何か

地図から日本を考えるための10冊

内容説明

日本は〈地方〉で分けられない!?ふしぎな列島を地図から問いなおす!私たちが知らない〈この国のかたち〉。分けて、つないで、知的興奮…!日本の見方が変わる地理学入門!フルカラー&図版100点以上収録!

目次

第1部 日本はどう分けられる?(日本は「東」と「西」に分けられるのか?;「札仙広福」と地方ブロック幻想)
第2部 何が風土をつくるのか?(何が「裏日本」をつくったのか?;黒潮がつくった「南海日本」;「中央日本」の物流と産業)
第3部 移動が変えるもの、変えないもの(出生率はなぜ「西高東低」になったのか?;移民から見た日本の「西」と「東」;「地域区分」とは何か)

著者等紹介

重永瞬[シゲナガシュン]
京都府出身。京都大学大学院文学研究科地理学専修。専門は歴史地理学。縁日露店を中心とする近現代都市史について研究するかたわら、まち歩き団体「まいまい京都」でツアーガイドを務める。京都大学地理学研究会第7代会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

110
従来から地図を見るのが好きでしたがこの本はまれにみるすばらしい本であると思いました。日本の国土の分析方法が従来にない画期的な感じがしてしかも図表や絵がカラフルで分かりやすさがあります。出生率の話など今までにない観点から分析されています。また歴史的な点からも分析されていて新書ではなくもう少し膨らませて教科書的な感じにしたものを再度読みたい気がしました。2026/07/21

skunk_c

92
人生の2/3を「地理屋」として過ごしてきたが、本書は絶品と思う。著者はおそらく20代末と思うが、これだけきちんとした日本に対する地域論をものすとは素晴らしい。きちんと統計に向き合い、地域をどう区分するか(実はこれが地理の醍醐味でもあり難しさでもある)について、真っ向から立ち向かっている。様々な「俗説」批判も妥当だし、各章の切り口も楽しめた。惜しむらくは地域の出生率を分析する際に、その地域の年齢構成が捨象されていたことかな。何カ所か間違いもあったが版を重ねているようなので、版元には連絡済。即教材になりそう。2026/07/20

うえぽん

45
歴史地理学の専門家が、日本の様々な地域区分のあり方を分析し、明治の国定教科書に起源を持つ「地方ブロック」の限界を論じた書。日本の東西境界の多義性、札仙広福の違い、裏日本・南海日本・中央日本の形成過程、出生率や移民の地域差など、個々の分析もトリビア的で面白い。まとめでは、地域区分のマトリクスを計画-実質と結節-等質の両軸で説明し、地方ブロックは計画的な結節地域に過ぎないことから、実質とは異なり、等質幻想も戒める。領域を跨ぐ移動に着目せよとは人口減、多移動時代に重要なアプローチで、多層的な地域概念に繋げたい。2026/07/24

エドワード

32
私は地理が好きだ。この本は最初、マックとマクド、アホバカ分布図等で親しませ、本題に入る。人口、所得、福祉介護等に地域差がある原因は、太平洋ベルト地帯を軸とした政策にある。海運から陸運への交通網の変化の影響は大きく、裏日本の成長を阻む。戦前は東日本の出生率が高かった。出稼ぎで稼ぐ慣習が主な要因である。だが高度成長期を経て西日本が逆転する。何故か。家庭観の違いの、時代への適合である。東は伝統的に三世代同居を前提とする単世帯型、西は祖父母が別居する複世帯型で、結婚や出産へのハードルが低い。実に示唆に富んだ本だ。2026/08/10

とも

29
​日本地図を眺めながら、地域がこれまでどう分けられてきたのか、そしてどう分けうるのかを様々な角度から紐解く考察の本。 「東西を分ける」だけでも、多様な視点が存在する。ほか「南海日本」という壮大な構想(幻想?)や、「中部地方は本当に存在するのか」といった問いかけが面白い。 読み終えた後、地図帳を開くのが楽しくなる一冊。2026/07/24

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