出版社内容情報
糖尿病という言葉には、「食べ過ぎ」「だらしない」「自己責任」といったレッテルが付きまといがちです。
ですが、真面目に治療や食事、運動を続けても数値が改善せず、自分を責めてしまう人は少なくありません。
でも、もし「糖尿病になってしまった」ことや、「頑張っても良くならない」原因が、
あなたの努力や根性が足りないから、ではないとしたら――?
この本は、「最新の糖質制限」や「奇跡の血糖値改善法」といった、
特別なテクニックを紹介する本ではありません。
本書でお伝えしたいのは、糖尿病という病気の捉え方を見直し、
「自分のせいだ」という思い込み(スティグマ)から、解放されるための「視点」です。
鍵を握るのは、膵臓の「β細胞」。
血糖を下げるインスリンをただ一手に担うこの細胞が、
現代の生活習慣や環境で過重労働に陥っているのです。
しかも、日本人はそもそもβ細胞の量や増える力が欧米人より弱い可能性があるのです。
体質や環境など、本人の努力では変えられない要因が複雑に絡み合う病気だからこそ、
「責める」のではなく「守る」ケアへと考え方を変えて欲しいのです。
実践編では、完璧より続く方法だけを厳選。
たとえば食事は、まず「1日100kcalだけ引く」から。
厳密な計算に追われる代わりに、毎朝の体重で微調整する。
そんな現実的なコツが、挫折のない変化を積み上げます。
運動も「消費カロリー稼ぎ」ではなく、インスリンの効きをよくしてβ細胞の負担を減らすために。
だからこそ、ジムで追い込むより、生活の中の「身体活動」を少し増やす発想が必要です。
第1章では誤解や思い込みの正体に光をあて、
第2・3章では「なぜ、うまく付き合う発想が必要か」をβ細胞の視点から解説。
第4章(食事)と第5章(運動)では、「これなら続けられる」と思える具体策だけを収録しました。
流行情報に振り回されるのではなく、基本に忠実で、前向きに続く土台づくりへ。
本書は、今日の選択を小さく変え、
半年後・一年後の体を確実に変えるための、いちばん現実的なガイドです。
【目次】
内容説明
「責める」のではなく「守る」ケアへ。心がふっと軽くなる糖尿病の教科書。専門医が教える最新常識!大切なのは「我慢」ではなく「いたわり」。治療中でも嗜好品を楽しむことは可能。「つらい運動」は不要。摂るべきは「病人食」ではなく「健康食」。糖尿病と診断されたらまず読む本。
目次
第1章 ほとんどの人が知らない糖尿病の真実(規則正しい生活をしているのに、なぜ?;糖尿病の原因は「肥満」じゃない! ほか)
第2章 ゼロから分かる糖尿病の基礎知識(糖尿病の定義「尿に糖=100%糖尿病」は本当?;見て見ぬふりは危険! ほか)
第3章 新しい糖尿病との向き合い方(「もったいない」が合言葉―限りある資源「β細胞」;信頼できる医師と出会うために ほか)
第4章 糖尿病の食事療法―「我慢」から「工夫」へ(まず「頑張る」のを、やめてみませんか?;厳密なカロリー計算よりも体重管理を大切に ほか)
第5章 糖尿病の運動療法―血糖値だけでなく、人生も変わる(必要なのは「ジム」ではなく「ついでの運動」;運動がもたらす「その他」のメリット ほか)
著者等紹介
税所芳史[サイショヨシフミ]
さいしょ糖尿病クリニック院長。1973年、東京都に生まれる。慶應義塾大学医学部を卒業後、慶應義塾大学病院内科学教室に入局。糖尿病を専門に大学病院で経験を積むほか、米・カリフォルニア大学ロサンゼルス校にて膵臓β細胞の研究に従事。帰国後は腎臓・内分泌・代謝内科の助教、専任講師を歴任。2022年1月、さいしょ糖尿病クリニックを開院。医学博士、日本糖尿病学会専門医、総合内科専門医(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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