講談社選書メチエ<br> ロシア宇宙主義全史―神化思想からトランスヒューマニズム・人新世へ

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講談社選書メチエ
ロシア宇宙主義全史―神化思想からトランスヒューマニズム・人新世へ

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  • サイズ 46判/ページ数 320p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065423301
  • NDC分類 138
  • Cコード C0310

出版社内容情報

不死、復活、宇宙進出……人間の限界を突破せよ!

宗教哲学者フョードロフの「人類復活」、共産主義者ボグダーノフの「血液交換」、ロケット工学の父ツィオルコフスキーの「完全生物」、生物地球化学者ヴェルナツキーの「精神圏」、歴史学者グミリョフの「新ユーラシア主義」……
人間の不死・復活および宇宙進出を謳う「ロシア宇宙主義」。その法外な思想に賭けられていたのは、人間の有限性の克服、個と全体の関係をめぐる理念、そして「独自のロシア」の構築だった!
西欧との同時代的相関性も睥睨しながら、現代のアメリカ・シリコンバレーを熱源とするトランスヒューマニズムや人新世の問題にまでのびてくるその射程を「全史」として描き切る、第一人者による総合的かつ野心的な試み。

イーロン・マスクと同じ夢を100年前のロシアで見た人たちがいた――

[目次]
はじめに
第一章 近代ロシアの空間表象――ロシア宇宙主義前史
一 無から無限へ
二 ロシアとアメリカ
第二章 フョードロフ――全人類の集合神化
一 人類復活の事業
二 人間の神化
三 自然統御の工程
四 メシアニズムの地政学
第三章 宗教哲学とコミュニズム――集団神化の実践へ
一 宗教哲学ルネサンス
二 コミュニズム
第四章 ツィオルコフスキー――無限の進化と優生思想
一 革命文化とロシア宇宙主義
二 無限の進化の夢
三 個と全体の原子論
第五章 ヴェルナツキー――進化の統御(不)可能性
一 太陽と生物圏
二 「生の跳躍」から「精神圏」へ
第六章 トランスヒューマニズムと人新世――ロシア宇宙主義後史
一 テイヤールからトランスヒューマニズムへ
二 ヴェルナツキーから人新世へ
おわりに


【目次】

はじめに
第一章 近代ロシアの空間表象――ロシア宇宙主義前史
一 無から無限へ
二 ロシアとアメリカ
第二章 フョードロフ――全人類の集合神化
一 人類復活の事業
二 人間の神化
三 自然統御の工程
四 メシアニズムの地政学
第三章 宗教哲学とコミュニズム――集団神化の実践へ
一 宗教哲学ルネサンス
二 コミュニズム
第四章 ツィオルコフスキー――無限の進化と優生思想
一 革命文化とロシア宇宙主義
二 無限の進化の夢
三 個と全体の原子論
第五章 ヴェルナツキー――進化の統御(不)可能性
一 太陽と生物圏
二 「生の跳躍」から「精神圏」へ
第六章 トランスヒューマニズムと人新世――ロシア宇宙主義後史
一 テイヤールからトランスヒューマニズムへ
二 ヴェルナツキーから人新世へ
おわりに

内容説明

宗教哲学者フョードロフの「人類復活」、共産主義者ボグダーノフの「血液交換」、ロケット工学の父ツィオルコフスキーの「完全生物」、生物地球化学者ヴェルナツキーの「精神圏」…。人間の不死・復活および宇宙進出を謳う「ロシア宇宙主義」。その法外な思想に賭けられていたのは、人間の有限性の克服、個と全体の関係をめぐる理念、そして「独自のロシア」の構築だった!西欧との同時代的相関性も睥睨しながら、現代のアメリカ・シリコンバレーを熱源とするトランスヒューマニズムや人新世の問題にまでのびてくるその射程を「全史」として描き切る、第一人者による総合的かつ野心的な試み!

目次

第一章 近代ロシアの空間表象 ロシア宇宙主義前史
第二章 フョードロフ 全人類の集合神化
第三章 宗教哲学とコミュニズム 集団神化の実践へ
第四章 ツィオルコフスキー 無限の進化と優生思想
第五章 ヴェルナツキー 進化の統御(不)可能性
第六章 トランスヒューマニズムと人新世 ロシア宇宙主義後史

著者等紹介

乗松亨平[ノリマツキョウヘイ]
1975年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科教授。専門はロシア文学・思想(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

塩崎ツトム

14
第一章の一節「フョードロフとフロイト」が特に膝を打つ考察だった。神化とすべての人間の復活、それとキリストにおける三位一体……、どうもこの関係に、強烈なエディプス・コンプレックスというか、もっと単純なファザコン気質があるように思える。幼少期において父というのは全能に見えるもので、その父との関係のトラウマが、フョードロフの思想の土台になっているように見えて仕方ないのだ。父の力と一体になりたい。でも自己のペルソナを維持したい……。そもそもキリスト教とはファザコン的な宗教ではないか?(つづく)2026/01/24

μέλισσα

2
それぞれの思想家について聞き齧った知識はあったが、フョードロフの復活論とフロイトの原父論、トランスヒューマニズムの思想的基盤としてのラマルク主義(下部構造の変化に伴う獲得形質とその遺伝)、フョードロフ(グロイス)の博物館論と他者論など興味深い結びつきがいくつかあった。 註は日本語文献を主としてくれているので、読む本には困らなくなる。2026/01/31

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