出版社内容情報
1980年代末まで世界一の漁業大国として、和の食文化を支えてきた日本の漁業。だが近年は漁獲量もベスト10圏外に落ち凋落著しい。なぜいまのような状況になっているのか。気候変動・乱獲などによる不漁、せっかくたくさん獲っても一般消費者の食卓まで届かない流通の問題、サーモン、サバをはじめ、海外からの輸入増大、後継者不足。日本の漁業の現在を長年の取材から明らかにしながら、これからの道を探る。
【目次】
第一章 減り続ける日本の魚
〇漁業生産、過去最低を更新中〇世界は増加傾向だが天然魚は頭打ち〇日本漁業、水揚げ1位はマイワシetc.
第二章 獲っても食べない国産魚
〇今の魚の自給率は半分近く〇スーパーの台頭が魚離れの原因か〇マグロやアジの開きも安さ重視etc.
第三章 日本一の魚を食べない理由
〇マイワシが魚の餌ではもったいない〇マイワシの流通阻む100グラムの壁〇職人からも調理が敬遠される etc.
第四章 消費の主役は外国魚
〇伝統・郷土料理にもノルウェー産〇ノルウェーに漁港がない理由〇アフリカ諸国で人気、日本産のサバetc.
第五章 秋の味覚はいつ復活するのか
〇豊漁には程遠い推定資源量〇サンマ漁業関係者の苦境〇マグロ漁やイカ漁へ挑戦etc.
第六章 揺れ動く日本のマグロ事情
〇「大間まぐろ」がほかの追随を許さない理由とは〇マグロ管理の甘さを露呈、国の対応急務etc.
第七章 強化される内外のマグロ管理
〇日本周辺のマグロ、一時は最低水準に〇流通の主役・普及品のメバチマグロ
第八章 マグロ人気に陰り・サーモンが台頭
〇当初は「日本では無理」と門前払い〇回転寿司やスーパーのマグロはおいしいかetc.
第九章 おいしいマグロが食べたい!
〇冷凍マグロのおいしい解凍法とは〇血合いには赤身の100倍のセレノネインがetc.
第十章 大衆魚の利用が水産業復権のカギ
〇獲れる魚を食べられるように〇小サバのうまい食べ方とは?etc.
第十一章 漁師の減少を食い止めよう
〇10年前の3割減〇各地で続々、女性漁師が誕生etc.
【目次】
内容説明
最近、日本の魚、食べていますか?世界第6位の広大な海域、寒流と暖流が交差する好漁場…、高いポテンシャルを誇り、和食文化を支えてきた日本の魚資源に、いま起こっている異変とは?
目次
第一章 減り続ける日本の魚
第二章 獲っても食べない国産魚
第三章 日本一の魚を食べない理由
第四章 消費の主役は外国魚
第五章 秋の味覚はいつ復活するのか
第六章 揺れ動く日本のマグロ事情
第七章 強化される内外のマグロ管理
第八章 マグロ人気に陰り・サーモンが台頭
第九章 おいしいマグロが食べたい!
第十章 大衆魚の利用が水産業復権のカギ
第十一章 漁師の減少を食い止めよう
著者等紹介
川本大吾[カワモトダイゴ]
1967年、東京都生まれ。専修大学卒業後、91年に時事通信社に入社。水産部に配属後、旧築地市場・豊洲市場で市況などを取材・配信するほか、水産庁や東京都の市場当局、水産関連団体などの取材を担当。2010~11年、水産庁の漁業の多角化検討会委員。14年に時事通信社水産部長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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