出版社内容情報
2020年代最重要思想の一つであり、第二次トランプ政権をも動かす新反動主義。その誕生から現在、今後の展望までを通覧する入門書にして決定版。トランプ政権奪還後のマスクやヴァンスの最新動向など3万字超の大幅加筆を加えた増補新版!
【目次】
内容説明
イーロン・マスク、J・D・ヴァンス、ピーター・ティール―トランプ政権とシリコンバレーに霊感を与える最尖鋭の現代思想の起源から未来までを解き明かす解説書!
目次
1 ピーター・ティール(ピーター・ティールとは誰か;ルネ・ジラールへの師事 ほか)
2 暗黒啓蒙(リバタリアニズムとは何か;「自由」と「民主主義」は両立しない ほか)
3 ニック・ランド(啓蒙のパラドックス;ドゥルーズ&ガタリへの傾倒 ほか)
4 加速主義(加速主義とは何か;左派加速主義とマーク・フィッシャー ほか)
5 加速主義:再考(かくして、加速主義はミームとなった;効果的加速主義の登場 ほか)
著者等紹介
木澤佐登志[キザワサトシ]
文筆家。1988年生まれ。思想、インターネット文化、ポップカルチャー、アングラカルチャーなどを領域横断的に渉猟した執筆活動を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
雪駄
4
歴史の終わり的閉塞を突破するには資本主義を極限まで加速させるしかないのでは、という思想。確かに世界はどんどん加速しているように感じる(加齢のせいもある…)。技術の進歩で同時進行する業務の量は増え続ける。所得は可能な限りリスク資産に振り向ける。リスクを厭わず博打を張り続ける。決して振り向かない。走るのをやめた瞬間インフレに呑まれる。ボトム階層としてはそんな世界が待っているのかーという感想。将来、デフレ期日本があの頃は良かったと懐古されるようになるかも。非常に面白い本でした。2025/11/24
んぬ
0
思いがけずかなり面白かった。ポストモダン以後の思想的潮流が描かれてる。パラノイア的だけど、それが現実なんだもんね。歴史の終わった後の世界でこれからどうなることやら...2025/11/30




