出版社内容情報
加速し、混迷する情報社会を生き抜くための「デジタル黙示録」!
フェイクニュースの蔓延、陰謀論の跋扈、世界情勢の急速な不安定化。生成AIの進化もあいまって、私たちを取り囲む「不安」は多様化し加速しているかに見える。しかしその不安はどのような意味で危険で、どこまでが対策すべき事象なのか。たとえば偽情報・誤情報を「ファクトチェック」すればするほど、悪意を持った発信者たちの思う壺になるのだとしたら……? 「偽情報・誤情報問題の現状」「日本の偽情報・誤情報対策」「暴力と紛争の増加」「医療とサイバー防衛」「移民兵器」という最新論点を専門家5名が徹底解説する本書は、加速し混迷する社会の実像を明るみにし、生き抜くための来るべき「デジタル黙示録」である!
*以下、本書目次より抜粋
はじめに 「デジタル黙示録」
真偽を問う意味もない
コロナ禍を契機にデジタル黙示録の時代が始まった
各章の内容
第1章 情報の半分以上が偽・誤情報になる 一田和樹
第2章 日本の偽情報・誤情報対策の見取り図 石井大智
第3章 暴力と紛争の増加 安全保障上の新論点と新展開 黒井文太郎
第4章 医療を守るサイバー防衛 国家と現場をつなぐ防衛戦略 岩井博樹
第5章 移民兵器:人道と安全保障の狭間で 石川雄介
おわりに
【目次】
内容説明
混迷する情報と社会を生き抜くためのデジタル黙示録。いま知るべき最新論点を徹底レビュー!
目次
第1章 情報の半分以上が偽・誤情報になる(安易な偽・誤情報への注意喚起は逆効果になる;偽・誤情報が増えるメカニズム ほか)
第2章 日本の偽情報・誤情報対策の見取り図(日本の偽情報・誤情報対策について;大前提:偽情報・誤情報と違法・有害情報は別物 ほか)
第3章 暴力と紛争の増加 安全保障上の新論点と新展開(拡大し、増加する非人道的な暴力・紛争;1980~1990年代:冷戦からポスト冷戦へ ほか)
第4章 医療を守るサイバー防衛 国家と現場をつなぐ防衛戦略(なぜいま医療安全保障が注目されるのか;偽情報が診療を歪める―影響工作の落とし穴 ほか)
第5章 移民兵器:人道と安全保障の狭間で(『大量移民という武器』から見る定義と歴史;ベラルーシ経由でポーランド国境に押し寄せる移民)
著者等紹介
一田和樹[イチダカズキ]
サイバーミステリ作家。複数のネット企業の経営に携わった後、小説家デビュー。サイバー空間の脅威、特に認知戦などをテーマにした活動を行っている。明治大学サイバーセキュリティ研究所客員研究員、新領域安全保障研究所
石井大智[イシイダイチ]
認知戦ウォッチャー。香港の大学院在学中に大規模デモを経験し、政治心理学や認知戦に関心を持つ。日経ビジネス記者や世論操作検知企業を経て、現在は防衛装備庁の研究所で研究プログラムの運営に携わる
石川雄介[イシカワユウスケ]
中欧研究者。国際文化会館地経学研究所研究員。専門は中東欧比較政治、反汚職。明治大学政治経済学部卒業、サセックス大学大学院修士課程修了(汚職とガバナンス専攻)、中央ヨーロッパ大学大学院政治学研究科修士課程修了
岩井博樹[イワイヒロキ]
安全保障脅威アナリスト。サイバー脅威や認知戦の分析を専門とする脅威インテリジェンス企業を率い、国家支援型脅威アクターのサイバー攻撃や情報操作の追跡に注力。安全保障リスクを可視化し分析・提言を行うほか、政府関連組織への助言活動も行なっている
黒井文太郎[クロイブンタロウ]
軍事ジャーナリスト。週刊誌編集者、紛争地ライター、『軍事研究』特約記者、『ワールド・インテリジェンス』編集長を経て軍事ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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