講談社学術文庫<br> 純粋理性批判の超批判

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講談社学術文庫
純粋理性批判の超批判

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  • サイズ A6/文庫判
  • 商品コード 9784065415795
  • Cコード C0110

出版社内容情報

1762年に入学したケーニヒスベルク大学で神学と哲学を学び、私講師を務めていたカントの薫陶を受けたヨハン・ゴットフリート・ヘルダー(1744-1803年)は、同じ時期にヨハン・ゲオルク・ハーマンと出会い、私淑したことが知られる。その後、1769年にフランスに渡り、ハンブルク、ダルムシュタットを経て、シュトラスブルク(ストラスブール)に到着したヘルダーは、ゲーテとの決定的な邂逅を経験した。大きな影響を与えたゲーテとともに、ヘルダーは「疾風怒濤(シュトルム・ウント・ドランク)」運動を推進するとともに、プロイセン王立ベルリン学術アカデミー(ベルリン・アカデミー)の懸賞課題に応えて執筆した『言語起源論』を1772年に公刊して、その名を轟かせる。
1776年にゲーテの尽力でヴァイマールの宗務管区総監督・主任牧師に迎えられたヘルダーは、主著『人類歴史哲学考』(1784-91年)を執筆・公刊したが、旧師カントから厳しい批判を浴びた。1799年に公刊された本書は、その表題が示しているとおり、カントの『純粋理性批判』(初版1781年、第2版1787年)に対する「批判」──「批判の批判」としての「超批判(メタクリティーク)」である。
各章は『純粋理性批判』のテクストを引用し、それに批判的なコメントを加えたあと独自の考察を展開する、という構成になっている。その主張は「思惟し、意志し、理解し、感覚し、理性を訓練し、欲求するのは、同一の魂である」(一元論テーゼ)、「人間の魂は、言葉とともに思惟する」(理性即言語テーゼ)の二つに要約できる。これらのテーゼを、ヘルダーはスラングを多用した独特な文体で、時には嘲笑を交えながら展開した。
本書は、程なく勃興するドイツ観念論の先駆をなしている。そうした重要な役割を演じた著作の本邦初訳を、ここに文庫版でお届けする。

[本書の内容]
第一部 悟性と経験
序 文
1 題名と序論
2 いわゆる超越論的感性論の超批判
3 いわゆる超越論的分析論の超批判
4 純粋悟性概念の図式論
5 純粋悟性のすべての原則の体系の超批判
6 観念論と実在論について
7 あらゆる現象の隣および背後にある物自体について
付 録 経験的悟性使用を超越論的悟性使用と混同することによる反省概念の多義性について

第二部 理性と言語
8 超越論的弁証論の超批判
9 純粋理性の誤謬推理について
10 純粋理性の二律背反について
11 純粋理性の理想について
12 理性の統制的使用について
13 純粋理性を訓練することについて
14 純粋理性の規準について
15 純粋理性の誤った批判
付 録 純粋理性の批判的学部についての最新情報


【目次】

第一部 悟性と経験
序 文
1 題名と序論
2 いわゆる超越論的感性論の超批判
3 いわゆる超越論的分析論の超批判
4 純粋悟性概念の図式論
5 純粋悟性のすべての原則の体系の超批判
6 観念論と実在論について
7 あらゆる現象の隣および背後にある物自体について――反省概念の多義性についての付録とともに
付 録 経験的悟性使用を超越論的悟性使用と混同することによる反省概念の多義性について

第二部 理性と言語
8 超越論的弁証論の超批判
9 純粋理性の誤謬推理について
10 純粋理性の二律背反について
11 純粋理性の理想について
12 理性の統制的使用について
13 純粋理性を訓練することについて
14 純粋理性の規準について――ならびに臆見と知識と信仰について、さらに人間の認識の領域について
15 純粋理性の誤った批判
付 録 純粋理性の批判的学部についての最新情報

訳者解説
書誌情報
訳者あとがき

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