出版社内容情報
おいしい和菓子には、秘密がある。
和菓子屋だった祖父のどら焼きを再現するため、浅草で和菓子職人になるため修行を始めた和子(わこ)。
調べていくうちに、祖父が太平洋戦争中、海軍の船で和菓子を作っていたと知る。
忘れられない味を求め、奔走する先に待っているものは──。
たったひとつの和菓子が、時代を超えて人を突き動かす。
心温まる、おいしい青春譚。
【目次】
内容説明
和菓子屋だった祖父のどら焼きを再現するため、浅草で和菓子職人の修業を始めた和子。調べるうちに、祖父が太平洋戦争中、海軍の船で和菓子を作っていたと知る。忘れられない味を求め、奔走する先に待っているものは―。たったひとつの和菓子が、時代を超えて人を突き動かす。心温まる、おいしい青春譚。
著者等紹介
上野歩[ウエノアユム]
1962年東京都生まれ。専修大学文学部国文学科卒業。1994年に『恋人といっしょになるでしょう』で第7回小説すばる新人賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ひとまろ
4
タイトルと表紙からPOPな話かと思いきや職人と戦争時の硬派なお話でした。6歳の時に食べた祖父の作ったどら焼きを再現、復元するために和菓子職人になる孫娘。給糧艦「間宮」で作られていた羊羹にまつわる話からヒントを得ようと奔走する。職人として追及する心と先人に対する尊敬の念をここまで織り込んで読む者を引き込んでくる。軽い感じで読み始めたのにいつの間にか味の探求の世界に引き込まれていた。読むと和菓子が食べたくなるのが作家の腕の良さかもしれない。2026/02/27
mai t
1
和菓子屋の孫娘がお祖父ちゃんのどら焼きの味を再現していく物語り。途中で戦争の話も入るので、痛ましさもある。そこで触れ合う人との会話から徐々にお祖父ちゃんの味のヒントを得ていく。もう少し和菓子の知識があるのかなと期待していたけど、そうでは無かった。 スラスラと読め、美味しいものを食べてその作り手の景色が見える体験もしてみたいものだと思わせてくれる本だった。2026/04/04
macky
1
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎ 恥ずかしながら、戦時中に給糧艦というものが存在したことを初めて知った。当たり前だけど「出征する」といっても、そこでの役割は想像以上に多様だということも。タイトルと表紙、帯の文言を見て、お菓子をテーマにしたよくある系のストーリーかと思っていたが、これは単なるスイーツ系小説でもお仕事系小説でもないと思う。かなり色んなことを考え学んだ。2026/02/25




