出版社内容情報
<「ペン」という言葉のかわりに、「フリンドル」という言葉を使った者は、放課後残って、つぎの文を百回書くこと。
「わたしはこの反省文をペンで書いています。」>
五年生になったニック。国語の担当が、きびしいグレンジャー先生になりました。
「つづりを調べなさい。意味を調べなさい。読み方を調べなさい」
グレンジャー先生は、生徒に辞書を使わせるのが大好き。子どもふたりでないと運べないくらい大きな辞書も持っていて、そこにはありとあらゆる言葉がのっています。
いつもとびきり楽しいことを考え出すニックは、新しい言葉を作り出すことを考えつきました。そう、辞書にのっていない言葉を!
ニックとリンカーン小学校のみんなで使いはじめた新しい言葉「フリンドル」をめぐる騒動は、新聞やテレビのニュースになって、アメリカじゅうが、大さわぎに――。
数々の受賞歴に輝くアメリカの児童文学作家、アンドリュー・クレメンツ。長らく読むことができなかった感動のデビュー作が新版となりました。
*小学4年生以上の漢字にふりがな
【目次】
1 ニック
2 グレンジャー先生
3 質問
4 言葉の探偵
5 発表
6 すばらしい思いつき
7 言葉の戦争
8 剣よりも強し
9 チェス
10 報道の自由
11 号外! 号外! ニュースだよ!
12 テレビ局が来た
13 大波が去って
14 ニックが変わった
15 最後に勝ったのは……
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- 和書
- 『江戸名所図会』の研究