出版社内容情報
実写映画『法廷遊戯』原作者が贈る司法×心霊×復讐×密室
〈その日から僕は、死者が視えるようになったのである──〉
それは暗い夜のことだった。
検事である僕・印藤累(いんどう るい)は、夜道に立ち尽くす幽霊の存在に気づいた。
動揺する僕の前に現れたのは「案内人」を自称する親しげな青年・架橋昴(かけはし すばる)。
彼はこの世に未練を遺す幽霊を、ある場所に導くというのだ。
それは、真夜中にだけ開かれている弁護士事務所……その名は「深夜法律事務所」という。
リーガルミステリの旗手が拓く新境地!
【目次】
内容説明
とある日から死者が視えるようになった検察官・印藤累。「案内人」と名乗る架橋昴に連れられ訪れた、真夜中に死者のためだけに開かれる「深夜法律事務所」で弁護士・朱莉から知らされたのは、罰を受けるべき生者が裁かれなければ死者は成仏できない事実だった。気鋭の著者による、心霊リーガルミステリー!
著者等紹介
五十嵐律人[イガラシリツト]
1990年岩手県生まれ。東北大学法学部卒業、同大学法科大学院修了。弁護士(ベリーベスト法律事務所、第一東京弁護士会)。『法廷遊戯』で第62回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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よっち
23
暗い夜道に立ち尽くす幽霊に気づいた検事の印藤累。動揺する彼の前に現れた自称案内人の青年・架橋昴と出会う、死者の未練と法の正義が交錯するリーガルミステリ。真夜中にだけ開かれる深夜法律事務所に案内され、幽霊を成仏に導くために活動する深夜朱莉と出会う印藤。人気アイドルのベンチプレス窒息死事件の思わぬ真相、観察指導課で取り組む先輩検事の証拠隠滅事件の真相究明に挑む謎解きだけでなく、死者の未練に向き合い正義のあり方を問う内容になっていて、冤罪と犯罪被害者の真相を追う中で辿り着いたそれぞれの結末が印象的な物語でした。2025/11/16
ブランノワール
4
面白かったです2025/11/16




