出版社内容情報
そっちはどうですか? あいかわらず最悪ですか?
こっちはこっちでまぁまぁ最悪かな!
無責任な暴力、すれ違う意識、のしかかる思い込み――
8人のきららの8つの人生が照射する
残酷でかすかにあたたかい世界の物語
人気モデル兼女優の偽物、痴漢された女子高生、特別な日を撮影するカメラマン、推しの若き死を願う会社員……
あちこちに現れて 誰かであり 誰でもない
名前のない私たちみんなが
「きらら」として生き抜いている
【目次】
内容説明
きららはあなたかもしれない。モデル兼俳優、作家を取材するライター、痴漢された女子高生、川で殺された女の子、昼休憩をとる会社員―どんな彼女たちの名前も、青木きらら。8人のきららの人生を通して、私たちの痛みを掬い上げ、ともに生きる力をくれる芥川賞作家による傑作エンパワーメント小説。
著者等紹介
藤野可織[フジノカオリ]
1980年京都府生まれ。2006年「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞を受賞しデビュー。2013年「爪と目」で第149回芥川龍之介賞、2014年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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