出版社内容情報
老年専門内科へようこそ。最初は難聴の患者さん。院長が短歌を詠んで伝えるメッセージの効果は? 現役医師作家の書下ろし医療小説!(仮)
【目次】
内容説明
坂の上の診療所で高齢の患者を待つのは、処方箋のように短歌を詠む小町院長と、現場好きの若手・山里医師の二人。今回の診療メニューは七十八歳男性が孫と二人暮らしになってから急に発症した謎の「歩行困難」と、「難聴」「軽度認知障害」の三つ―現役医師による話題の書下ろし医療小説シリーズ第二弾!
著者等紹介
南杏子[ミナミキョウコ]
1961年、徳島県生まれ。日本女子大学卒業。出版社勤務を経て、東海大学医学部に学士編入。卒業後、慶應義塾大学病院老年内科などで勤務したのち、スイスへ転居。スイス医療福祉互助会顧問医などを務める。帰国後、都内の高齢者病院に内科医として勤務。『サイレント・ブレス』がデビュー作(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
いつでも母さん
137
「老年内科」受診する方は増える一方なんだろうなぁ。シリーズ第2弾!聴力低下問題の一話目、軽度認知症グレーゾーンの妻にニンハラ(認知症ハラスメント)夫の二話目。ラストは祖父と孫の食事問題から見える現代日本、どれも高齢者なら(まぁ、性格もあるけれど)思い当たることだろう。胸に手を当ててドキッとしながら読んだのは私(汗)そして、小町先生の短歌が切なくて・・どんな結末になっていくのだろうと不安になるが、次を楽しみにしている。2025/11/04
ゆみねこ
65
老坂クリニックシリーズ第2弾。高齢者が直面する身体と心の問題は多岐にわたる。今回の診療メニューは「難聴」「軽度認知障害」「歩行困難」の3本立て。どれも身近にある問題で、身につまされる。小町先生が詠む短歌、ダンナ様を思って詠むその歌が切ない。2025/11/19
Ikutan
58
図書館の予約が、一作目より先に来てしまった。処方箋のように短歌を詠む小町院長と若手の山里医師が高齢者を中心に診察している老坂クリニック。そんな老坂クリニックを舞台に、現役医師の南さんが描く症例が三つ。『歩行困難』『難聴』『軽度認知障害』。どれも身近にありそうで、興味深い。小町先生の短歌を味わいながら、サクサク読めて勉強になります。小町先生自身の夫への思いが語られるラストには思わず胸がきゅーとなった。一作目も早く読みたい。2025/12/04
kei302
38
前作はサクサク読めたが、今回は読んでいて嫌な気持ちになる場面が多かった。特に、認知症が疑われる妻に対する暴言命令口調ハラスメント夫。認知症のハラスメントでニンハラ! 耳垢栓塞で難聴と江戸わずらいの男性たちには、なぜ医者に診てもらわないのかとイライラ。小町先生の指摘と患者さんたちに渡す短歌が救いですが、夫さんがどうなるのかも気になります。2025/12/02
sayuri
31
「はずれの音」「やっかいな持病」「いまどきの病」三話収録の連作短編集でシリーズ第二弾。物語の舞台は自由が丘にある老坂クリニック。ネーミング通りここは高齢者専門の診療所。今日も不調を抱えた人達がこの病院を訪れる。今回の診療メニューは、難聴・軽度認知障害・歩行困難の3つ。現役医師である南杏子さんの作品だけあって、読んでいてとても勉強になる。二話で描かれる軽度認知障害の物語は、認知症の疑いがある妻に対して高圧的な態度を取る夫に怒りが込み上げたが結末に安堵した。脳出血で入院中の夫へ、小町院長が詠む短歌が涙を誘う。2026/01/02
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