出版社内容情報
家族に捨てられた呪い子のすず音を救ったのは、遊郭島周辺の海域一帯を取り仕切る財閥の八雲だった。八雲の正体は“吸血鬼”であり、“極上の血”の持ち主であるすず音は、血を提供する代わりに妻として迎えられることにーー。
はじめは八雲を恐れていたすず音だが、自分を守ってくれる八雲に心を開き始め、彼の役に立ちたいと思い始める。ところが“極上の血”が吸血鬼の本能を刺激することから、次第に八雲は自分を抑えられず、すず音を激しく求めるようになっていく。
そしてすず音を目の敵にする双子の妹・まき絵が再び現れ、八雲とすず音の仲を裂こうと画策してーー。「吸血鬼との婚姻」から始まる和風シンデレラストーリー。
【目次】
-
- 洋書
- Reticence