講談社学術文庫<br> ドゥルーズの哲学原理

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講談社学術文庫
ドゥルーズの哲学原理

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065410844
  • NDC分類 135.5
  • Cコード C0110

出版社内容情報

今日に至るまで絶大な影響を及ぼし、議論を引き起こし続けているフランスの哲学者ジル・ドゥルーズ(1925-95年)は、デイヴィッド・ヒュームやアンリ・ベルクソンなどを対象とした哲学史研究から学問的経歴を開始し、主著『差異と反復』(1968年)、そして『意味の論理学』(1969年)を公刊して、その地位を確かなものとした。
飛躍を求めたドゥルーズは、精神科医フェリックス・ガタリ(1930-92年)との「二人で書く」企てに挑戦し、物議を醸した『アンチ・オイディプス』(1972年)、『千のプラトー』(1980年)を送り出す。さらに晩年には映画論や芸術論に取り組み、その全容は公刊が始まった講義録を通して、より明らかになりつつある。
こうした多彩な相貌を見せるドゥルーズの「哲学」全体を貫く「原理」はあるのか? あるとすれば、それはどのようなものだったのか? 「20世紀最後の哲学者」の方法と対象を精緻に分析し、その核心と実践的意義に迫った本書は、広く評価され、多くの読者を得てきた。生誕100年、没後30年を迎える2025年、改訂を施し、新稿を加えた決定版として、講談社学術文庫に登場する。

[本書の内容]
第I章 自由間接話法的ヴィジョン――方 法
 1 自由間接話法
 2 哲学研究の課題
 3 哲学の課題
第II章 超越論的経験論――原 理
 1 超越論哲学と経験論哲学
 2 無人島
 3 出来事
 4 超越論的な原理
 5 超越論的な原理の発生
第III章 思考と主体性――実 践
 1 思考の強制
 2 思考の習得と方法
 3 物質に付け加わる主体性
第IV章 構造から機械へ――転 回
 1 ガタリとの出会い
 2 構造と機械
 3 構造と構造主義
 4 セリー、ファルス、原抑圧
 5 『アンチ・オイディプス』と分裂分析
第V章 欲望と権力――政 治
 1 ミシェル・フーコーの歴史研究
 2 『監獄の誕生』における二つの編成
 3 権力と二つの編成
 4 一元論と二元論
 5 欲望と権力
 6 欲望のアレンジメントと権力装置

文献一覧

研究ノート
I 自然主義について
II 総合的方法
III 法/制度/契約
IV 個の心と衆の心
V 国家と考古学

追加された研究ノート
I スピノザにおける個体の概念と微分法
II 類似的他者の概念
III ドゥルーズの政治的発言
IV 絵画とアナロジー
V 目と手、ビジュアルとマニュアル、エジプトとギリシア


【目次】

学術文庫版まえがき

はじめに

第I章 自由間接話法的ヴィジョン――方 法
 1 自由間接話法
 2 哲学研究の課題
 3 哲学の課題
第II章 超越論的経験論――原 理
 1 超越論哲学と経験論哲学
 2 無人島
 3 出来事
 4 超越論的な原理
 5 超越論的な原理の発生
第III章 思考と主体性――実 践
 1 思考の強制
 2 思考の習得と方法
 3 物質に付け加わる主体性
第IV章 構造から機械へ――転 回
 1 ガタリとの出会い
 2 構造と機械
 3 構造と構造主義
 4 セリー、ファルス、原抑圧
 5 『アンチ・オイディプス』と分裂分析
第V章 欲望と権力――政 治
 1 ミシェル・フーコーの歴史研究
 2 『監獄の誕生』における二つの編成
 3 権力と二つの編成
 4 一元論と二元論
 5 欲望と権力
 6 欲望のアレンジメントと権力装置

文献一覧
あとがき
学術文庫版あとがき

研究ノート
I 自然主義について
II 総合的方法
III 法/制度/契約
IV 個の心と衆の心
V 国家と考古学

追加された研究ノート
I スピノザにおける個体の概念と微分法
II 類似的他者の概念
III ドゥルーズの政治的発言
IV 絵画とアナロジー
V 目と手、ビジュアルとマニュアル、エジプトとギリシア

内容説明

哲学史研究、精神科医との協働、芸術論など、多様な顔をもつジル・ドゥルーズ(一九二五‐九五年)。『差異と反復』、『意味の論理学』から『シネマ』、『フーコー』に至るその著作を「読む」ことはいかにして可能か?その問いとともに、二〇世紀最後の哲学者が残した思考の根源にある法則に迫る。「読む人」である著者渾身の一冊、増補改訂を経た決定版。

目次

第1章 自由間接話法的ヴィジョン―方法(自由間接話法;哲学研究の課題;哲学の課題)
第2章 超越論的経験論―原理(超越論哲学と経験論哲学;無人島;出来事;超越論的な原理;超越論的な原理の発生)
第3章 思考と主体性―実践(思考の強制;思考の習得と方法;物質に付け加わる主体性)
第4章 構造から機械へ―転回(ガタリとの出会い;構造と機械;構造と構造主義;セリー、ファルス、原抑制;『アンチ・オイディプス』と分裂分析)
第5章 欲望と権力―政治(ミシェル・フーコーの歴史研究;『監獄の誕生』における二つの編成;権力と二つの編成;一元論と二元論;欲望と権力;欲望のアレンジメントと権力装置―『千のプラトー』の理論的位置)

著者等紹介

國分功一郎[コクブンコウイチロウ]
1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。博士(学術)。高崎経済大学准教授、東京工業大学教授を経て、東京大学大学院総合文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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キャラ

2
國分先生の著作は、やはり説明が入ってきやすい。明確で、言葉で斬り込まれ思考を一転させられるような強烈に腑に落ちる感がある。ドゥルーズはイタコ芸をしているわけではない。言外にある問いの設定、意識を超え出て規定してしまっている概念を炙り出すために、自由接話法を試みているとされる。学問的に大変重要で、新たな問いの発見と概念の創造であり、何ごとの探究においても通ずることだ。哲学とは、何らかの真理へ収束するものでもなく、物事の考え方を相対化させ概念を刷新させていく行為そのものだと、ドゥルーズは教えてくれる。2025/09/13

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