出版社内容情報
宇右衛門が若い頃に修業に行った蝋燭屋で一緒に働いていた男。伝兵衛は後に自分の店を本所に持ったが、宇右衛門と同様、今は息子に継がせて隠居。やはり本所の中之郷横川町に家を借りて、気ままな暮らしをしていた。宇右衛門とはずっと交流があり、今回も一緒に酒を飲んだが、宇右衛門と別れた後、帰り道で何者かに殺されてしまった。
日本橋の室町にある木綿問屋・河内屋の一人娘で、かなり大事にされている箱入り娘。十六歳。実際に結構な美人と思われる。
日本橋の大伝馬町にある小間物問屋の息子。お雪に一目惚れし(ちらりと横顔を見ただけ)、縁談を申し込むが最上屋から相手にされない。お雪への想いが募り、知らず知らずのうちに生霊としてお雪の寝所に現れる。
【目次】
内容説明
江戸に広まる霧の女の風聞を追い相談にやってきた文作。聞けばその女を一目見たら一巻の終わり、ぽっくり死に至るのだという。吟味のため文作は皆塵堂に居候することになるが、手伝いを願われたのは幽霊が見える道具屋の主・太一郎だった!命がけの依頼に皆塵堂の面々、さてどうする?
著者等紹介
輪渡颯介[ワタリソウスケ]
1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
60
このシリーズも15冊目。皆塵堂の愉快な仲間たちと出会えたね!今回は霧の中から現れる女性の幽霊を見たら死んでしまうという事件が起こる。そして実際に死体も発見され、刀傷があり。。という内容。過去に出てきた人も出てきてワチャワチャしてて面白かった。全てを見極められているような太一郎。もはや探偵だね。峰吉の髷落としが終わっても続いて欲しい。2025/11/22
sin
50
その姿を見たものは死んでしまうと言う霧の中に現れる女の幽霊がもたらした災禍に出逢ってしまった馬鹿真面目な文作は事の真実を見極めたいと、以前お店がその手の話で世話になった皆塵堂を頼って来るが、その流れで自分自身も女の幽霊に遭遇してしまう。関わらない方が良いと忠告されてもどうのこうのと理屈を並べて探索しようとする彼は馬鹿真面目と云うより自意識過剰なのかもしれない。霧の中に現れる幽霊たちや謎の侍たち⋯物語はミステリー感増々、突き離す太一郎の不審な態度に五里霧中な十五作目。馬鹿真面目な作者へ「あとがきはあとがき」2025/09/14
ぽろん
30
今回もわちゃわちゃと物語は進み、愉しく読了でした。峰吉も遂に前髪落とすのかな?!本当に愉快な仲間たちで、次巻も楽しみです。2025/11/02
ネムコ
21
今回は、霧の中から現れる女に遭うと死ぬ、というシリアスな事件。太一郎の独壇場かと思いきや、霧の女について相談されても煮え切らない返事をする太一郎。そりゃ、怪異になんて遭わない方が良いけどさぁ…と、こちらもモヤモヤ。しかし事件は意外な方向へ。ラストのシーンではゾクリとしました。うんうん、恨みを抱いた亡霊はそうでなくっちゃ!2025/11/09
小梅さん。
13
怪塵堂、もとい、皆塵堂周辺の人たちが、みんなあいかわらずで楽しいw 一部「困った、困った」のお方のように記憶からすっ飛んでいる方もいらっしゃいますが。 今回も、太一郎は大活躍だったねー。お磯さんの遺児のあの流れはぐっときたし。 茂蔵と生霊の流れは、笑ってしまった。いやー、そんなことになってしまった生霊が気の毒になるというかw さて、峰吉もそいうことになったねぇ。ま、あとがきによると、実現するのは何作かあとのことのようだけど、どうなるか、わくわくする。早く読みたーい。2025/09/28




