出版社内容情報
掟上今日子―-彼女の記憶は眠るたびにリセットされる。その特性をいかし、彼女は「忘却探偵」として活動していた。そんな今日子が営業活動と称し、ボディーガードの親切守を引き連れて旅にでる。目的地もとくに決めていないという。依頼があって動くわけではないこの旅、果たしてどんな事件が待ち受けているのか。シリーズ第11弾が待望の文庫化。
【目次】
内容説明
「目的はありますが、目的地はありませんよ」。今日子さんに突然、バカンスではない旅への同行を命じられた親切守。聞けば目的は「飛び込み営業」だという―。忘却探偵の営業とはいったいなんなのか。無事に終わる気がしない二人の旅は果たしてどんな結末を迎えるのか…。大人気ミステリー第11巻!
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
星野流人
21
今日子さんがボディーガードの親切くんを引き連れて旅に出かける短編集。良い意味で軽く読めてしまうミステリで、楽しかったです。なんというか読んでいて思ったのは、ミステリというよりも落語のオチのような「そういうこと!」という感覚を楽しむ感じ。水上飛行機に乗りたすぎて親切くんと新婚夫婦を装う今日子さんがすごくかわいくてよかったです。巻末には『掟上今日子の五線譜』へと繋がる序曲を収録。一人称時点だと普通なのに、第三者から見た厄介くんの怪しさ満点の振る舞い、ヤバすぎ。『五線譜』も楽しみ……と思ったらまだ出てないらしい2025/11/02
只今小説熟読中
2
色んな実験を見ている気分でしたが楽しめました。 それらを踏まえたラストで気になるまま終わったので続きを単行本で読もうか迷ってます。2025/10/27
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