講談社現代新書<br> 「あの戦争」は何だったのか

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

講談社現代新書
「あの戦争」は何だったのか

  • 出版社からのお取り寄せとなります。
    入荷までにおよそ1~3週間程度かかります。
    ※商品によっては、品切れ等で入手できない場合がございます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷までの期間】
    ■通常、およそ1~3週間程度

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆上記期間よりも日数がかかる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆品切れ・絶版等により入手できない場合がございます。
    ◆品切れ・絶版等の確認に2週間以上かかる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • 店舗受取サービスはご利用いただけません。

    ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065404997
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本はどこで間違えたのか?
掲げた理想はすべて誤りだったのか?
「大東亜」は日本をどう見ていたか?

戦後80年、今こそ問い直す「私たちにとっての戦争」とは。

『「戦前」の正体』の著者が、右でも左でもない「われわれの物語」を編みなおす
現代人のための新・日本近現代史!

「日本の過ちばかりを糾弾することでも、日本の過去を無条件に称賛することでもない。過ちを素直に認めながら、そこに潜んでいた“正しさの可能性”を掘り起こす、言い換えれば「小さく否定し、大きく肯定する」語りを試みることである。それこそが、われわれの未来につながる歴史叙述ではないだろうか。
本書は、そのようにしてあの戦争を現在につながる大きな流れへと接続し、「われわれ」の物語を創出するための試みである。」  ――「はじめに」より


【本書の構成】

はじめに
第一章 あの戦争はいつはじまったのか――幕末までさかのぼるべき?
第二章 日本はどこで間違ったのか――原因は「米英」か「護憲」か
第三章 日本に正義はなかったのか――八紘一宇を読み替える
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか――忘れられた「東条外交」をたどる
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか――小さく否定し大きく肯定する
おわりに

【本書の内容】

●日中戦争を「支那事変」と呼んだ背景
●「ペリーこそ戦犯」と主張した石原莞爾
●「アジア・太平洋戦争」か、それとも「大東亜戦争」か
●米英との「協調外交」は可能だったのか
●近衛文麿の「知られざる慧眼」
●東条英機による「史上初の外遊」
●「パレンバン奇襲作戦」の真実
●南京大虐殺記念館の「意外な実態」      ……ほか




【目次】

はじめに
第一章 あの戦争はいつはじまったのか――幕末までさかのぼるべき?
第二章 日本はどこで間違ったのか――原因は「米英」か「護憲」か
第三章 日本に正義はなかったのか――八紘一宇を読み替える
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか――忘れられた「東条外交」をたどる
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか――小さく否定し大きく肯定する
おわりに

内容説明

日本はどこで「間違えた」のか。そもそもいつ始まったのか。掲げた理想はすべて誤りだったのか。「大東亜」は日本をどう見ていたか。素朴な「なぜ」に答える、現代人のための新・日本近現代史。『「戦前」の正体』の著者が、右でも左でもない「われわれの物語」を編み直す。

目次

第一章 あの戦争はいつはじまったのか―幕末までさかのぼるべき?(「戦争のはじまり」はいつ?;日中戦争と大東亜戦争の連続性 ほか)
第二章 日本はどこで間違ったのか―原因は「米英」か「護憲」か(「過去のわれわれ」として考える;「涙を飲んで引く」は不可能に近かった ほか)第三章 日本に正義はなかったのか―八紘一宇を読み替える(白か黒かで割り切れるのか;日米開戦が生んだ「すっきり感」 ほか)
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか―忘れられた「東条外交」をたどる(他国の「われわれ」に触れる;日本にもっとも厳しいシンガポール ほか)
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか―小さく否定し大きく肯定する(あの戦争はいつ「終わった」といえるのか;国立近現代史博物館の「不存在」 ほか)

著者等紹介

辻田真佐憲[ツジタマサノリ]
1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さぜん

43
戦後80年、改めてあの戦争が何だったのかを問い、歴史をどう捉え現代を生きるかを考える1冊。「歴史は解釈であり、現在の興味関心や価値観によって常にかたちを変える」あの戦争の起点をどこにするかや、どんな呼称とするのか、点ではなく線や流れで歴史を見ることの大切さを説く。4章で東条外交の道程を辿るルポは新たな視点を与えてくれる。著者のあとがきにあるように、この本を機に国内各地や各国の戦争記念館や記念碑に注目していこうと思う。そこにある物語を知る為に。2025/08/04

どら猫さとっち

15
戦後80年の今年、「あの戦争」「私たちにとっての戦争」を、「われわれの物語」として、近現代史研究者で評論家の著者が語り編み直すのを試みた一冊。日本はどこで間違い、その戦争はいつ始まったのか。数々の疑問を解いていく。読んでいくにつれ、いろんなまとまらない戦争の話を受け入れながらも、右でも左でもない「われわれの物語」として語るのは、困難ではないかと気づく。2025/08/07

れぽれろ

7
「あの戦争」をどう考えれば良いかについて、事実関係を重視しながらも、歴史は解釈であるという立場から、著者なりの「あの戦争」についての解釈(≒物語)が、平易な語り口で読みやすくまとめられている本。全5章立て。最初の3章ではそれぞれ、「あの戦争」の起点、回避可能性、理念について、事実関係を元に著者なりの解釈が提示されます。残りの2章では、あの戦争についての国内外の博物館を著者が取材した成果がまとめられ、各国固有の展示(≒物語)とその歴史的背景を知ることができます。2025/07/31

坊っちゃん

5
★★★★2025/07/31

T-山岡

3
戦後80年の今年、「太平洋戦争」、「アジア・太平洋戦争」、「大東亜戦争」等と様々に呼称される「あの戦争」について、改めて考え直す機会を与えてくれる一冊。東條英機が首相在任中に東南アジア諸国を積極的に外遊した事績になぞらえて現地取材を敢行し、各国の国立戦争博物館等における「あの戦争」の捉え方の違いに迫った第四章は読み応えがあった。特に、フィリピンにおける日本の戦争加害に対する「許そう、だが忘れない」という立場は、戦争責任に言及しつつも未来を見据えた言葉として、我々も共に共有すべき「物語」なのだろうと感じた。2025/07/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22732365
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品