講談社現代新書<br> 「あの戦争」は何だったのか

個数:
電子版価格
¥1,100
  • 電子版あり

講談社現代新書
「あの戦争」は何だったのか

  • 次回入荷予定2025/9/10 ご予約受付中(分納になります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    ◆通常、次回入荷予定日にウェブストアから出荷となります。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆表示の発売日や価格は変更になる場合がございます。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
    ◆ご予約品は別途配送となります。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 288p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065404997
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0221

出版社内容情報

日本はどこで間違えたのか?
掲げた理想はすべて誤りだったのか?
「大東亜」は日本をどう見ていたか?

戦後80年、今こそ問い直す「私たちにとっての戦争」とは。

『「戦前」の正体』の著者が、右でも左でもない「われわれの物語」を編みなおす
現代人のための新・日本近現代史!

「日本の過ちばかりを糾弾することでも、日本の過去を無条件に称賛することでもない。過ちを素直に認めながら、そこに潜んでいた“正しさの可能性”を掘り起こす、言い換えれば「小さく否定し、大きく肯定する」語りを試みることである。それこそが、われわれの未来につながる歴史叙述ではないだろうか。
本書は、そのようにしてあの戦争を現在につながる大きな流れへと接続し、「われわれ」の物語を創出するための試みである。」  ――「はじめに」より


【本書の構成】

はじめに
第一章 あの戦争はいつはじまったのか――幕末までさかのぼるべき?
第二章 日本はどこで間違ったのか――原因は「米英」か「護憲」か
第三章 日本に正義はなかったのか――八紘一宇を読み替える
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか――忘れられた「東条外交」をたどる
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか――小さく否定し大きく肯定する
おわりに

【本書の内容】

●日中戦争を「支那事変」と呼んだ背景
●「ペリーこそ戦犯」と主張した石原莞爾
●「アジア・太平洋戦争」か、それとも「大東亜戦争」か
●米英との「協調外交」は可能だったのか
●近衛文麿の「知られざる慧眼」
●東条英機による「史上初の外遊」
●「パレンバン奇襲作戦」の真実
●南京大虐殺記念館の「意外な実態」      ……ほか




【目次】

はじめに
第一章 あの戦争はいつはじまったのか――幕末までさかのぼるべき?
第二章 日本はどこで間違ったのか――原因は「米英」か「護憲」か
第三章 日本に正義はなかったのか――八紘一宇を読み替える
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか――忘れられた「東条外交」をたどる
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか――小さく否定し大きく肯定する
おわりに

内容説明

日本はどこで「間違えた」のか。そもそもいつ始まったのか。掲げた理想はすべて誤りだったのか。「大東亜」は日本をどう見ていたか。素朴な「なぜ」に答える、現代人のための新・日本近現代史。『「戦前」の正体』の著者が、右でも左でもない「われわれの物語」を編み直す。

目次

第一章 あの戦争はいつはじまったのか―幕末までさかのぼるべき?(「戦争のはじまり」はいつ?;日中戦争と大東亜戦争の連続性 ほか)
第二章 日本はどこで間違ったのか―原因は「米英」か「護憲」か(「過去のわれわれ」として考える;「涙を飲んで引く」は不可能に近かった ほか)第三章 日本に正義はなかったのか―八紘一宇を読み替える(白か黒かで割り切れるのか;日米開戦が生んだ「すっきり感」 ほか)
第四章 現在の「大東亜」は日本をどう見るのか―忘れられた「東条外交」をたどる(他国の「われわれ」に触れる;日本にもっとも厳しいシンガポール ほか)
第五章 あの戦争はいつ「終わる」のか―小さく否定し大きく肯定する(あの戦争はいつ「終わった」といえるのか;国立近現代史博物館の「不存在」 ほか)

著者等紹介

辻田真佐憲[ツジタマサノリ]
1984年、大阪府生まれ。評論家・近現代史研究者。慶應義塾大学文学部卒業。政治と文化芸術の関係を主なテーマに、著述、調査、評論、レビュー、インタビューなどを幅広く手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

52
近現代史は15日が搔き入れ時なので、このタイミングで出版し、YOUTUBEでプロモーションを積極的に行っている。しゃべりも上手いので、試しに観てから読むかどうかを決めたらどうだろうか。特徴は2つ。一つは著者が若い。論者といえば半藤一利や保阪正康など物故者や年配者が多い。先人の実体験に裏付けられた言葉は重いが、同じ時代を生きて同じ感覚の人から新しい言葉で論じてもらうことで、選挙の投票のように未来を新しい世代に託したいとも思う。もうひとつは知識の羅列ではない、歴史哲学のように思考することに軸足が置かれているこ2025/08/15

さぜん

48
戦後80年、改めてあの戦争が何だったのかを問い、歴史をどう捉え現代を生きるかを考える1冊。「歴史は解釈であり、現在の興味関心や価値観によって常にかたちを変える」あの戦争の起点をどこにするかや、どんな呼称とするのか、点ではなく線や流れで歴史を見ることの大切さを説く。4章で東条外交の道程を辿るルポは新たな視点を与えてくれる。著者のあとがきにあるように、この本を機に国内各地や各国の戦争記念館や記念碑に注目していこうと思う。そこにある物語を知る為に。2025/08/04

すしな

44
063-25.今までの通説とは違った角度から、先の戦争を再検証するという内容でした。加害者・被害者の視点もあるとは思いますが、戦争が泥沼化した背景には、軍部の単純な暴走ではなく、複雑に官僚化された組織の構造があったのだと感じました。また、民衆やメディアも受け身の被害者ではなく、戦争を煽り支える一面があった点も印象的でした。戦後は文民統制が導入されましたが、官僚機構自体の硬直性を考えると現在も同じ問題を抱えているようにも見えます。官庁の事務方のトップに民間人を登用するなど、あってもいいのかなと思いました。2025/08/18

Book & Travel

33
「あの戦争」については昔から様々な本や映画等の作品で触れてきて、戦争の悲惨さや愚かさを理解してきたつもりだが、では始まりの根本的原因がどこにあったのか等については明確には理解出来ていなかった。本書はその辺りをイデオロギーに囚われず、歴史学的に向き合おうとする一冊。特に、あの戦争はいつ始まったのか、日本はどこで間違ったのか、簡単には結論付けず丹念に紐解く第一章、第二章の展開は、小気味良く読みごたえがある。アジア各国の戦争展示を巡る第三章以降も興味深かった。極端に偏らない65点の歴史感を目指すという結びも⇒2025/08/19

逆丸カツハ

23
全く同名の本があるので驚き。右派にも左派にもよらない記述を意識していることは理解できた。全くの白でも全くの黒でもなく…冷静な議論ができる環境が整うことを祈る。2025/09/01

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22732365
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品