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出版社内容情報
地 本書は、科学に興味をもつ者にとって、永遠の問いの一つである、「生命とは何か」「生命の起源はどこにあるのか」の本質に迫る企画である。著者は、東京科学大学の教授であり、地球生命研究所の所長である、関根康人氏。土星の衛星タイタンの大気の起源、エンセラダスの地下海に生命が存在しうる環境があることを明らかにするなど、アストロバイオロジーの世界的な第一人者である。
46億年前の地球で何が起きたのか? 生命の本質的な定義とは何か? 生命が誕生する二つの可能性などを検証していきながら、著者の考える、生命誕生のシナリオを一つの「解」として提示する。
我々とは何か、生命とは何か、を考えさせられる一冊。
主な内容
◆世界最古の生命化石
◆生命の定義と細胞の基本図
◆生命を育む惑星の循環
◆スノーボールアース
◆大量絶滅
◆ミラーの実験 生命の起源をさぐる
◆原始の地球はどのような環境だったのか
◆オパーリンの化学進化説
◆月の探査が原始の地球を教えてくれる
◆ジャイアント・インパクトの二つの可能性
◆原始の生命とはどのようなものか
◆共通祖先LUCA
◆LUCA以前の原始生命たち
◆RNAワールド
◆さまざまな条件が交わる場所で生命は生まれた
【目次】
内容説明
生命の本質を、生命の始まりから考える。地球システムの中の大きな循環の中にある、非平衡的な物質の循環。―それが生命の始まりなのか。月をはじめ、エンセラダスや火星など、太陽系の他の天体の最新研究から、原初の地球での生命誕生の条件をさぐる―。
目次
第1章 生命とは何か、地球とは何か(生命あふれる地球の代償;ある古生物学者の野望 ほか)
第2章 地球システムのつくり方(月は、常に、地球の傍らにいた;高度成長期の夢 ほか)
第3章 生命をさかのぼる(系譜をさかのぼる;惑星科学と湯川イズム ほか)
第4章 異形の生命(マルセイユにて;氷衛星の地下海 ほか)
第5章 生命の誕生(我々はどこから来たのか;地球と生命の表裏 ほか)
著者等紹介
関根康人[セキネヤスヒト]
1978年東京都浅草生まれ。東京大学理学部卒(2001年)、東京大学大学院理学系研究科博士課程修了(2006年)。東京大学特任助手(2006年)、同助教(2007年)、同講師(2011年)、同准教授(2014年)、東京工業大学教授(2018年)、東京科学大学教授(2024年~現在)。惑星化学を専門とし、地球や火星、木星・土星の氷衛星などの形成・進化に関する研究を行っている。特に、これら天体の大気や海洋の起源・進化、さらには生命生存可能性について興味を持っている。井上学術賞(2023年)、日本学術振興会賞(2022年)、文部科学大臣表彰若手科学者賞(2016年)などを受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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