出版社内容情報
【血液検査で陽性!どうなる?どうする?】
近年、アレルギー全体の患者数が増えています。それとともに、食物アレルギーとアナフィラキシーも大きく増えています。アレルゲンも大きく変化し、クルミ、カシューナッツなどの木の実類が激増しています。鶏卵や牛乳、小麦は成長とともに食べられるようになる(耐性を獲得する)ことが多いのですが、ピーナッツや木の実類は耐性を獲得できることが少なく、大人にも移行していきます。
本書では、食物アレルギーの基礎知識からアナフィラキシーへの緊急対応まで徹底解説。とくにアナフィラキシーへの緊急対応は、本人や保護者はもちろんのこと、園や学校の先生方も、ぜひ身につけてほしいことのひとつです。食物アレルギーから子どもたちを守るのは、周囲にいるすべての大人たちです。子ども自身もある程度の年齢になったら、自己管理できるよう知識をもたせましょう。本書は正しい知識を得るために役立つ一冊です。
【本書の内容構成】
第1章 5つのタイプ。どれにあてはまるか知っておこう
第2章 何にどう反応してアレルギーを発症するのか
第3章 血液検査だけでは不十分。専門の検査と指導を
第4章 食べる楽しさを大切にした食事管理と対応を
第5章 給食だけではない。園・学校の注意と対策
【目次】
内容説明
血液検査で陽性!どうなる?どうする?鶏卵、クルミ、牛乳、小麦、ピーナッツ、果物…、基礎知識からアナフィラキシー対応まで徹底解説!
目次
1 5つのタイプ。どれにあてはまるか知っておこう(【患者数】食物アレルギーは低年齢の子どもに多い;【タイプ】症状の特徴から5タイプに分けられる ほか)
2 何にどう反応してアレルギーを発症するのか(【Bくんの例】離乳食を始めたらいきなり顔が腫れてきて…;【アレルギーマーチ】年齢とともに現れ方が次々に変わっていく ほか)
3 血液検査だけでは不十分。専門の検査で診断を(【受診】小児科をベースにしたアレルギー専門医に;【検査】血液検査はおおまかな傾向を知るためのもの ほか)
4 食べる楽しさを大切にした食事管理と対応を(【Cちゃんの例】食べさせない物がたくさんあったけれど…;【食事管理の進め方】専門医からかかりつけ医につないでいく ほか)
5 給食だけではない。園・学校の注意と対策(【保護者へ】園や学校だけに任せず、情報を共有する;【先生へ】生活管理指導表とガイドラインを使って ほか)
著者等紹介
海老澤元宏[エビサワモトヒロ]
国立病院機構相模原病院臨床研究センター長。1985年東京慈恵会医科大学医学部卒。米国ジョンス・ホプキンス大学医学部内科臨床免疫学教室留学。’91年東京慈恵会医科大学大学院医学博士号取得。国立小児病院(現・国立成育医療研究センター)アレルギー科、国立相模原病院(現・国立病院機構相模原病院)小児科医長、同臨床研究センター病態総合研究部長、同アレルギー性疾患研究部長を経て、2020年より現職。同年より世界アレルギー機構(WAO)理事長、’23年より同顧問。専門は小児アレルギー疾患、特に食物アレルギー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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