出版社内容情報
風、音、匂い、記憶、そして心……。
旅に出た少年は、見えないものをスケッチブックやキャンバスの上に描きとめていく。
『ルリユールおじさん』『大きな木のような人』『まつり』(講談社)の三部作につながる、絵本作家・いせひでこの「絵描き」としての原点を凝縮し、昇華させた、絵を描くすべての人に伝えたい名作絵本。
【目次】
内容説明
見えないものを描く。『ルリユールおじさん』の絵本作家いせひでこの原点がここにある―
著者等紹介
いせひでこ[イセヒデコ]
画家、絵本作家。1949年生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京芸術大学卒業。野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞美術賞などを受賞。『ルリユールおじさん』(2006年、現在講談社刊)は講談社出版文化賞絵本賞を受賞、ベストセラーとなる。宮沢賢治とゴッホの研究、スケッチの旅の出会いや実感から、絵本やエッセイを発表しつづけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
127
絵本作家・いせひでこ、初読です。「絵描き」としての原点を凝縮し、昇華させた、絵を描くすべての人に伝えたい絵本でした。 https://cocreco.kodansha.co.jp/catalog/00004168762025/07/14
どあら
25
図書館で借りて読了。2025/09/03
ヒラP@ehon.gohon
25
自分は絵を描かないけれど、とても共感できる絵本です。 日々の生活から、何を感じ、何を想像するかによって、自分の感性は磨かれていくものだと思います。 それは自分自身にとっての旅であったり、冒険であったりするのでしょう。 同じものを見ていても、そこから読み取るものは、人によって千差万別です。 この絵本を読んで、とても救われた気がしました。2025/08/28