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出版社内容情報
高校1年生の住野は、鎌倉のサッカー強豪校に進学するも入部早々に足を骨折。練習に参加できなくなったことで、自分の居場所がわからなくなりふらふらと夜な夜な遊ぶ日々を送っていた。
そんなある日、居酒屋で働く年上男性・青木と出会い、住野は徐々に今まで感じたことのない感情を覚え始める──。
後から思い出すと黒歴史すぎて忘れたくなる、だけどあまりに鮮烈で忘れられない…一生忘れないひと夏の物語!
【目次】
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
恋愛爆弾
9
前ページで「この店の中で一番好かれてるってことじゃん」「それはもう‥‥‥」から135ページ「両想いじゃん‥‥‥」につながるとき、その背景つまり主人公の眼下には、なぜか生まれ育った砂浜のある街の俯瞰写真が映し出される。主人公は両手で円を作り机に乗せているが、俯瞰写真は円を完全にはみ出している。それどころか円のことなどなから気にせず、街は主人公の眼下に広がっている。「両想いじゃん‥‥‥」などと思ったことは人生で一度もない私はそれを読んで妙に納得してしまった。記憶とは「領域」であり、これは「領域」の漫画である。2025/08/23