出版社内容情報
上野公園でホームレスの男が凍死した。その年のはじめての凍死者と新聞が報じたことから、男の素性が判明する、
なんと大臣経験もある有力な代議士だった。彼はなぜ身をやつさねばならなかったのか。
十津川警部は真相を求めて、捜査を開始する。
短篇の妙を存分に味わえる秀作集
。
【目次】
内容説明
東京・上野公園で泥酔の末の凍死とみられる遺体が発見された。また都内で書店の主が店の火事で焼死する。いずれの遺体も身元が偽られていたものの、事故死と処理されてしまう。疑問を拭えない警視庁の十津川警部は亡くなった人たちの周囲を捜査する。彼らは何を望んでいたのか?皮肉が利いた風刺的短編集。
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
1930年東京都生まれ。’63年「歪んだ朝」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。’65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。’78年に鉄道ミステリー第一作となる『寝台特急殺人事件』を発表。’81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞長編部門を受賞。2005年に日本ミステリー文学大賞を、’19年には「十津川警部シリーズ」で吉川英治文庫賞を受賞した。著作数は640冊を超える。2022年3月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。