中受―12歳の交差点

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中受―12歳の交差点

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065399101
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

『サイコーの通知表』『だれもみえない教室で』など学校における子どもたちの生きづらさに寄り添った作品を生み出し続ける児童文学作家・工藤純子。書き下ろし最新作のテーマは、加熱する「中学受験」!都立中学の受検(適性検査)、私立中学の受験、AO入試。三者三様の動機と道のりから、受験のリアルを描き出します。


──「学歴」というのは、ゲームでいう「武器」のようなものだ。いい学歴は最強の武器になる。だったら、ゲームオーバーにならないために、そのアイテムを獲得するのは当然のことだ。中学受験は、そのために必要なこと。ステージをクリアしていくため「魔法の鍵」。そう感じ取って、「ぼくも中学受験する!」と、その場で宣言した。(本文より)


小学6年生の新は、都立中学合格を目指し、進学塾に通いながら勉強漬けの日々を送っている。かつて夢中だったサッカーを辞め、中学受験にすべてをかけてきた。しかし模試の成績が下がり、塾の先生からも私立受験の提案を受け、ふがいなさに心が揺れる。そんな折、あこがれだった従兄が有名高校を中退したことを知り、「進学校に行けば成功するわけではない」と思い知らされる。なんのために、誰のために受験をするのか? 悩む新。

一方、クラスメイトから軽く扱われがちな広翔は、自分の意見をうまく言えず、自分のことを透明人間のように感じていた。広翔にとって学校とは「楽しくない場所」なのが当たり前。しかし私立中学の見学に行き、「ここなら友だちができるかもしれない」と自分なりの受験を決意する。

バレーボールに打ち込むつむぎは、勉強が得意とはいえない。近所の公立中学にはバレーボール部がなく、中学生になったらバレーをやめなければならないと思っていた。だが、憧れのバレーボール選手の言葉をきっかけに、ペーパーテストではない「AO入試」があるということを知る。6年生の12月という遅い時期から、家族一丸となり合格を目指し……。


「中受」を考えている方、「中受」真っ最中の方、「中受」を終えた方、そして保護者の方にも読んでいただきたい一冊です。




【目次】

内容説明

難関都立中学を受ける新、自分に合った私立中学を探す広翔、小6の12月にAO入試を知るつむぎ。三者三様の物語があなたの背中を押す!

著者等紹介

工藤純子[クドウジュンコ]
東京都生まれ。2017年、『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。日本児童文学者協会会員。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

takaC

16
児童文学的にはなかなか良かった。でもあれだ。親の立場から言わせてもらうと授業料のことにも考えが及ぶ描写も入れておいてほしかったな。2025/08/09

そうたそ

8
★★★☆☆ 中学受験に挑む三人の小学六年生を描いた一作。子どもの立場から描かれているので、受験のハードな部分には踏み込みすぎず、あくまで子どもたちの挑戦にフォーカスして描かれているように思えた。受験といえども、動機や取り組み方は三者三様。個人的には中学受験の経験はないが、高校受験とはまた異なる、中学受験ならではの特別な雰囲気を感じた。2025/09/11

菱沼

4
中学受験が特別な子に起きることでしかなかった私の時代。今では公立中学が部活の維持に困るほど、生徒が受験して別の中学に行く場合もあるのか。パソコンで受験当日に合否がわかるというのも驚いた。完全に時流に乗り遅れている。それでも「子ども」自身はあまり変わらず、私が子どもだったころに通じる何かを残しているから読んで楽しむことも、うなずくこともできる。大人もかつては子どもだったのだから。つむぎちゃんの話がよかった。2025/07/29

芦屋和音

2
難関都立中を目指す新、自分らしくいられる私立を目指す宏翔、AO入試で臨むつむぎ。三者三様の中学受験を通して、「何のために」受験するのかを考える。特に、最後の最後まで悩み自分で進路を決めた新の行動は胸熱。小学生を舐めんなよってこと。刺さった言葉は「自分が輝けるものをたいせつにして」。2025/09/24

メカジキ

1
所謂よくある難関校を目指す受験物語ではなく、今の時代の多様性な受験を三者三様で描いている。しかも皆繋がっているので面白い。児童書だからか登場人物が皆良い人ばかりで読んでいて清々しいし前向きになれる本。本来受験とは何のためにその学校に行くか、その先を考えて決める、その通りだと思うけど自分で考えて道を選択するのは小学生にはまだ難しいのでは、とは思う。2025/08/13

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