講談社現代新書<br> 新しい階級社会―最新データが明かす“格差拡大の果て”

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講談社現代新書
新しい階級社会―最新データが明かす“格差拡大の果て”

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  • サイズ 新書判/ページ数 336p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065399033
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

「中流幻想」ははるか彼方の過去の夢。1980年前後に始まった日本社会の格差拡大は、もはや後戻りができないまでに固定化され、いまや「新しい階級社会」が成立した。前著『新・日本の階級社会』により、日本社会の実態を客観的な調査データに基づいて明らかにしてみせた著者が、2022年の新たな調査を元に提示する衝撃の第2弾。


【目次】

階級構造、それは人生の舞台装置───序に変えて
第一章 「新しい階級社会」とは何か   
第二章 「新しい階級社会」が生まれるまで
第三章  五つの階級:それぞれの生い立ちと日常
第四章  哀しみのアンダークラス
第五章 男の階級・女の階級   
第六章 人の階級はどうやって決まるか
第七章  階級格差を拡大させた新型コロナ
第八章  格差をめぐる対立の構造と日本の未来
参考文献

内容説明

「ニッポン中流」幻想は、はるか彼方の過去の夢。日本社会の惨状が、新たなデータで明らかに。1980年前後に始まった日本社会の格差拡大は、すでに後戻りができないまでに固定化され、今や我が国には「新しい階級社会」が成立している。前著『新・日本の階級社会』により、日本社会の実態を客観的な調査データに基づいて明らかにしてみせた著者が、2022年の新たな調査データを基に提示する衝撃作!

目次

第一章 「新しい階級社会」とは何か
第二章 新しい階級社会が生まれるまで
第三章 五つの階級:それぞれの生い立ちと日常
第四章 哀しみのアンダークラス
第五章 男の階級・女の階級
第六章 人の階級はどうやって決まるか
第七章 階級格差を拡大させた新型コロナ
第八章 格差をめぐる対立の構図と日本の未来

著者等紹介

橋本健二[ハシモトケンジ]
1959年、石川県生まれ。東京大学教育学部卒業、同大学大学院博士課程修了。早稲田大学人間科学学術院教授(社会学)。専門は理論社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アキ

87
1980年代の一億総中流から時代は変わり、日本は格差社会に突き進んでいることがデータから見て取れる。今まで資本家階級、新中間階級、正規労働者階級、旧中間階級の4つが主な分類であったのが、更にアンダークラスとして非正規雇用労働者が13.9%890万人にのぼることも衝撃で、そのクラスは独身が多いため、同じ階級を再生産しない。第五章男の階級・女の階級で、男性の個人収入は女性の2.63倍とあり、家父長制資本主義の企業体制が根本にあるのではという指摘に、男性であるというだけで搾取している可能性を自覚すべきだと思う。2025/07/31

よっち

25
1980年前後に始まった日本社会の格差拡大は、もはや後戻りができないまでに固定化され「新しい階級社会」が成立したとする著者が22年の新調査を元に提示する第2弾。資本階級層、新中産階級、正規労働者階級、アンダークラスといった各階級を解説していきながら、それぞれの生い立ちと日常を分析して、アンダークラスの様々な不安や哀しみ、男女の階級格差と階級間格差の関係、格差の固定化はなぜ起こったのか、格差を拡大したコロナの影響や対立の構図など、豊富なデータをもとに多角的に緻密な分析は衝撃的でいろいろ考えさせられました。2025/08/01

shikada

16
一億総中流の時代はとうに終わり、日本には新しい階級社会が成立しつつあることを示す一冊。本書では所得や業種から、現代日本は5つの階級に別れていることを示す。そのなかで最も苦しい立場に置かれ、コロナで収入や生活に悪影響を受けた層が「アンダークラス」。アンダークラスは傾向として両親の学歴が低く、父親の暴力やいじめの被害にあった経験があり、投票率が低い。人づきあいが少なく、そのためか人間を信頼できるものとみなせない人が多い。身体的・精神的な不調を抱える人も多い。本書は男女の「階級格差」にも踏み込む。2025/07/02

藤井宏

10
フレクシ-グローバル資本主義では、安い労働力を求めて中枢部分を先進国に残しながら海外に移転、サービスの種類や需要の変化に応じて労働力をフレクシブルに活用(非正規雇用の拡大)。貧困率の高いアンダークラスを生んだ要因。次世代を再生産する(子育て)費用はそこに考慮されていない。そのような社会は持続可能か。結局経済が回らない原因の1つになっているのではないか。本書の調査はインターネット調査の結果らしいが、調査方法のlimitation、バイアスの可能性についても述べてほしかった。2025/06/28

tharaud

8
『新・日本の階級社会』の続編。アンダークラス(「パート主婦」を除く非正規雇用労働者)の現状、もはや階級化したジェンダー格差、階級と政治意識の相関などの2022年の大規模調査をもとに分析する。精神的不調を抱える若年者や離死別女性がアンダークラスになりやすいというデータは非常に重い。政治意識の分析は、著者の政治性が強く出すぎている気がしなくもないが、格差縮小と貧困解消という方向性に関しては政党を超えて一定の合意形成の可能性があると示されており、わずかな希望を感じる。2025/07/06

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