講談社学術文庫<br> 明治キワモノ歌舞伎―五代目尾上菊五郎の時代

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講談社学術文庫
明治キワモノ歌舞伎―五代目尾上菊五郎の時代

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065397350
  • NDC分類 774.28
  • Cコード C0174

出版社内容情報

明治時代を代表する歌舞伎俳優にして、九代目市川團十郎とともに「團菊」と称された五代目菊五郎。『弁天小僧』『髪結新三』『忠臣蔵』『千本桜』『茨木』『土蜘』『戻橋』――数々の名演を残すも、実は彼の本当の魅力は、実際の事件や流行の風俗をいち早く仕組んでつくり、明治の観客を熱狂させた、キワモノ歌舞伎にあった――!

正統派歌舞伎から離れたがゆえに、論評の少ない、明治キワモノ歌舞伎と名優・五代目菊五郎の、濃厚な評伝を圧倒的な資料と共に記述。「読んで楽しい研究書という離れ業を演じて見事と言える」と、演劇評論家の大笹吉雄が絶賛した、2009年サントリー学芸賞受賞作の文庫化。

本書は『明治キワモノ歌舞伎 空飛ぶ五代目菊五郎』(2009年刊 白水社)を改題したものですひと言ひと言

目次
はじめに―― 人悦ばせの菊五郎

第一章 散切り頭と神経病
どれが女か男やら『富士額男女繁山(ふじびたいつくばのしげやま)』
幽霊より人が怖い『木間星箱根鹿笛(このまのほしはこねのしかぶえ)』

第二章 明治の闇には悪女がいる
高橋お伝は妖怪か『綴合於伝仮名書(とじあわせおでんのかなぶみ)』
居場所のない女『月梅薫朧夜(つきとうめかおるおぼろよ)』

第三章 見世物は世界をひらく
サーカスがやってきた! 『鳴響茶利音曲馬(なりひびくちゃりねのきょくば)』
見上げる人たち『風船乗評判高閣(ふうせんのりうわさのたかどの)』

第四章 軍服を着た菊五郎
風呂屋の亭主と上野の宮様『皐月晴上野朝風(さつきばれうえののあさかぜ)』
日清戦争で負けたのは誰だったか『海陸連勝日章旗(かいりくれんしょうあさひのみはた)』

結び――たんすのひきだし
参考文献
あとがき
学術文庫版あとがき

内容説明

十八歳で『弁天小僧』を初演し、大当たり。明治の改元と共に大名跡を襲名した、五代目尾上菊五郎。粋で華やかな歴史的名優は、実はとんでもないハイカラ好きだった!文明開化の渦中、珍奇な事件や風俗をネタに新作を次々上演。世間を熱狂させるも今や忘れ去られた「キワモノ歌舞伎」の断片から“時代と空気”を考察する!サントリー学芸賞受賞作。

目次

第一章 散切り頭と神経病(どれが女か男やら―『富士額男女繁山』;幽霊より人が怖い―『木間星箱根鹿笛』)
第二章 明治の闇には悪女がいる(高橋お伝は妖怪か―『綴合於伝仮名書』;居場所のない女―『月梅薫朧夜』)
第三章 見世物は世界をひらく(サーカスがやってきた!―『鳴響茶利音曲馬』;見上げる人たち―『風船乗評判高閣』)
第四章 軍服を着た菊五郎(風呂屋の亭主と上野の宮様―『皐月晴上野朝風』;日清戦争で負けたのは誰だったか―『海陸連勝日章旗』)

著者等紹介

矢内賢二[ヤナイケンジ]
1970年生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)。明治大学教授。専門は日本芸能史。2009年、『明治キワモノ歌舞伎―空飛ぶ五代目菊五郎』で第31回サントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Go Extreme

1
https://claude.ai/public/artifacts/ae545dc3-1ea8-4feb-89d7-227cf0040995 2025/06/08

迦陵頻之急

1
五代目菊五郎といえば、髪結新三や魚屋宗五郎や弁天小僧に扮した粋で格好いい写真のイメージだが…本書に掲載されたサーカス団長チャリネ氏だの象使いだの、風船乗りスペンサー氏だのの扮装写真に唖然。江戸時代の歌舞伎は、もとより古典芸能などでなく新作中心の、今日の映画やドラマと同様のエンタメであり、時事ネタを扱うのも当然であったが、明治に移ると風俗や思潮が歌舞伎の世界や演技術と乖離し始める。その時最前線にいた九代目團十郎や五代目菊五郎は如何に奮闘したか。本書は團十郎の活歴と並ぶ菊五郎の新風俗劇の不可思議世界を追う。2025/05/19

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