講談社現代新書<br> 移動と階級

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講談社現代新書
移動と階級

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065397343
  • NDC分類 361.8
  • Cコード C0236

出版社内容情報

この世界には「移動できる人」と「移動できない人」がいる。

日本人は移動しなくなったのか?
人生は移動距離で決まるのか?
なぜ「移動格差」が生まれているのか?

通勤・通学、買い物、旅行、引っ越し、観光、移民・難民、気候危機……
日常生活から地球規模の大問題まで、移動から見えてくる〈分断・格差・不平等〉
独自調査データと豊富な研究蓄積から「移動階級社会」の実態に迫る!

【本書のおもな内容】
●「移動は成功をもたらす」は本当なのか?
●半数弱は「自由に移動できない人間」だと思っている
●5人に1人は移動の自由さに満足していない
●3人に1人が他人の移動を「羨ましい」と思っている
●移動は「無駄な時間」なのか?
●移動は誰のものか?――ジェンダー不平等という問題
●格差解消に向けた「5つの方策」とは?……ほか

【目次】
第1章 移動とは何か?
第2章 知られざる「移動格差」の実態
第3章 移動をめぐる「7つの論点」
第4章 格差解消に向けた「5つの観点と方策」
「移動」をもっと考えるためのブックリスト

内容説明

「移動できる人」と「移動できない人」の違いとは?通勤・通学、買い物、旅行、引っ越し、観光、移民・難民、気候危機…。あなたがまだ知らない「移動階級社会」の実態!日常生活から地球規模の大問題まで。移動から見えてくる〈分断・格差・不平等〉。

目次

第1章 移動とは何か?(なぜ私たちは移動するのか?;モノ・情報・お金・文化も移動する ほか)
第2章 知られざる「移動格差」の実態(移動手段の利用経験をめぐる格差;観光旅行・海外渡航をめぐる格差 ほか)
第3章 移動をめぐる「7つの論点」(コロナ禍は、移動にどんな影響を与えたのか?;「移動が成功をもたらす」は、本当か? ほか)
第4章 格差解消に向けた「5つの観点と方策」(企業や行政による、移動機会の格差解消支援;共助による移動をめぐる問題の解決 ほか)

著者等紹介

伊藤将人[イトウマサト]
1996年生まれ。長野県出身。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・講師。2019年長野大学環境ツーリズム学部卒業、2024年一橋大学大学院社会学研究科博士後期課程修了。戦後日本における地方移住政策史の研究で博士号を取得(社会学、一橋大学)。立命館大学衣笠総合研究機構客員研究員、武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所客員研究員、NTT東日本地域循環型ミライ研究所客員研究員。地方移住や関係人口、観光など地域を超える人の移動に関する研究や、持続可能なまちづくりのための研究・実践に長年携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takka@ゲーム×読書×映画×音楽

16
以前『体験格差』という本も読んだが、『移動格差』問題もあるのか!ただ確かに、先立つものがないので旅行なんて難しいし、住んでる県や市から出ることにハードルを感じる。政府はGo to travelなどで支援を行ったが結局は上位層の経験の再生産になってしまった。また意外と驚いたのが移動格差とジェンダーの関係性について。確かに言われてみてようやく気づいたというほど顕在的ではないが問題として扱うべき内容だった。最近は住んでいるところでもコミュニティが徐々に作られてきたが、もしかするとこれも関係するのかもしれない。2025/05/27

月をみるもの

15
“しかし、掘り下げて考えていくと移動の自由は決して数ある自由のうちの一つではないことがわかる。なぜなら、移動の自由を制限されることは、人間にとってとても重大な帰結をもたらすからである。もし、あなたが誰かを暴力的に支配しようとしても、自由に移動ができる限り、暴力だけで支配することは難しい。なぜなら、暴力から逃げれば支配からも逃げられるからである。國分は言う|「移動の自由は支配と服従から逃れる可能性の根本なのである」と” 2025/05/31

kuukazoo

14
好きな時にどこにでも行けることが人によって当たり前だったりそうでなかったりする。また意思に反し移動を余儀なくされる。それは個人の問題ではなく社会/政治的な不均衡が原因とするモビリティ・スタディーズ入門書。身近では都市/地方の公共交通インフラ格差や高齢者の免許返納問題、国際レベルでは気候変動による難民の発生など。移動格差について包括的な解説を目指した本なので様々な問題が取り上げられているが、背景にある収入差/性差/地域差などが互いに影響し合いどれも一筋縄ではいかない。勉強になるがモヤモヤも増えた(笑)。2025/05/31

funuu

7
移動を研究してる人がいるんだね。 移動の自由がないとなると ガザの人たちを考える パスポートがないと外国には行けない 身体的な関係で老人になると動けない。 移動格差 何でも拡散の時代 全体として、『移動と階級』は移動というレンズを通して、現代社会の格差と不平等を深く考えさせられる一冊だ。自分自身の移動の経験や制約を振り返りながら、誰もが自由に移動できる社会のあり方を模索する必要性を痛感した。移動は個人の自由だけでなく、社会的公正を考える上でも重要なテーマであることを、本書は教えてくれる。2025/05/28

PETE

2
「移動」というテーマで扱えるものを、わずか250ページであれでもこれでも何でも紹介しすぎていて、これ、普通の大学生が読んでも、ちゃんと咀嚼できるのかと思う。ブックリストとしては申し分ない。2025/06/03

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