出版社内容情報
文学は心に残る「問い」との出会い。「いま」を切り取る最前線、ベスト短篇アンソロジー。
【収録作品】
石田夏穂「ヘルスモニター」
李龍徳「反男性」
滝口悠生「煙」
今村夏子「三影電機工業株式会社社員寮しらかば」
山下紘加「わたしは、」
朝比奈 秋「雪の残照」
市川沙央「こんぺいとうを拾う」
金井美恵子「夢の切れはし」
川上未映子「わたしたちのドア」
角田光代「星ひとつ」
小野絵里華「夜のこども」
グレゴリー・ケズナジャット「痼り」
牧田真有子「水くぐりの夜」
くどうれいん「スノードームの捨てかた」
【編纂委員】
磯﨑憲一郎
伊藤氏貴(解説)
金原ひとみ
川村湊
島田雅彦
【装幀】
帆足英里子(ライトパブリシティ)
【目次】
内容説明
文学は心に残る「問い」との出会い。「いま」を切り取る最前線、ベスト短篇アンソロジー。文芸誌に発表された短篇作品から、選りすぐりの14篇を収録。いま一番面白い文学を、この一冊で。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ムーミンママ
4
短編アンソロジー。The 文学!!な作品。夜のこどもが好みでした。2025/09/06
つまみ食い
2
日本文藝家協会が編集して毎年短編アンソロジーを出していると初めて知った。「煙」「星ひとつ」「わたしは、」「雪の残照」「夢の切れはし」「星ひとつ」「痼り」「スノードームの捨て方」が特に良かった。2025/09/15
sattin
2
図書館本。こういう短編集があるのを初めて知った。煙とか星ひとつとか面白かったかな。くどうれいんは他で読んでました。作家によってこんなに読み味が違うのだなと実感2025/08/14
Kanas
1
ヘルスモニター、星ひとつのみ読了。しらかば、夜のこども読みかけなので、また借りて続き読むべし。2025/08/23
うさえ
0
流行の器に不易の想いを盛る。正解のない世界で、できれば流されずに生きたいと願う人たちに、救いの糸となる作品群。その糸がたとえどんなに細くとも、最後は共に流されることになったとしても、それでもそれが存在しているという事実が、我々を絶望から一歩遠ざける。2025/09/10