帰れない探偵

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  • サイズ 46判/ページ数 304p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784065397107
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

最高。何度も何度も読んだ。この小説を読み直すためにだけでも、十年先まできっと生きていたい。ーー斎藤真理子

『続きと始まり』『百年と一日』が話題の柴崎友香による全く新しい「探偵小説」

「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。
急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。



【目次】

内容説明

「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。

著者等紹介

柴崎友香[シバサキトモカ]
1973年、大阪府生まれ。99年「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」が文藝別冊に掲載されデビュー。2007年『その街の今は』で芸術選奨文部科学大臣新人賞、織田作之助賞大賞、咲くやこの花賞、10年『寝ても覚めても』で野間文芸新人賞、14年「春の庭」で芥川賞、24年『続きと始まり』で芸術選奨文部科学大臣賞、谷崎潤一郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さてさて

175
『十年前、生まれ育った街を離れてから、わたしはずっと「一時的に」どこかにいて、また別のどこかへ移っていく』。そんな思いの先に、世界各地の街へ転々と移り暮らしていく主人公の『わたし』。そこには、『フリーの探偵』として生きていく『わたし』の「帰れない探偵」としての興味深い日々が描かれていました。絶妙な近未来の描写に、ときめきを感じるこの作品。『探偵』という”お仕事”の大変さを思う一方で、『帰る』という言葉の意味をふと考えてもしまうこの作品。ハマると沼から抜け出せなくなりそうな魅力をまとった印象深い作品でした。2025/06/26

ちょろこ

116
好きが残る一冊。「今から十年くらいあとの話」の描き出しで始まる、ある日突然、探偵事務所兼自宅に帰れなくなった探偵の物語。理解できない言語だけれどとても気に入るメロディに出会えた、まさにそんな感覚。そもそもいつの時代なのか明確にされないままなのもいい。雨でも傘を差さない街、太陽と砂の街その他諸々世界を転々とする探偵と共に、ここはもしかしたら…とひたすら自分の想像の翼を広げる時間が楽しかった。異常気象、新技術の進歩に直近未来の危機を感じ心ざわざわもする箇所も。完全理解は難しいけれど、理屈抜きに好きが残る作品。2025/09/15

シナモン

107
「私は今、自分の部屋に帰れない」 「これは、今から十年くらいあとの話」 え、帰れないってどういうこと? そもそもこの「今」っていつの「今」? 頭のなか、ぐるぐる🫨 いまいち掴みどころがなくて異次元を漂うような、それでいて妙に現実的なような、謎に満ちた不思議な物語。味わったことのない読み心地がクセになる一冊でした。面白かったです! 2025/08/04

buchipanda3

102
「なんやったっけ?、あの曲の…」。歌を歌い続けよう、終わらない歌を。10年後の世界を想って。明日には笑えるように。世界探偵委員会連盟の学校を出た探偵が主人公。淡々とした文章はハードボイルドな魅力があり、ひたすら読み耽った。既視感のある世界各地を転々としながら、違和感と不条理を抱える世の中を探偵はつぶさに見つめる。不自然に整える社会、時間が速まる社会。いつか確かに見た光景はどこへ。帰れない場所は増えていく。忘れることはなくなること。そんな中、路上で奏でられる音楽は自由と楽しさを思い出させる。だからこそ歌を。2025/08/03

pohcho

66
事務所兼自宅に帰れなくなってしまった探偵の話。急な坂の街、傘を差さない町、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街。世界各地を転々とし、依頼をこなしながら流浪のような生活を送る日々。架空の世界なんだけど、どこか現実を思わせるようで、すべてがあいまいで不確かなんだけど、日常の感覚だけはしっかりとあって。とても不思議な小説だった。2025/07/25

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