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出版社内容情報
書を愛する者が一堂に会するお祭り『福書典祭』の時季が近づく。
このお祭りで一冊の本を作り、出品するのが見習い司書の恒例の行事であり集大成。
しかし見習い司書で総代候補のテイは未だ強大なマナをコントロールできず、他のメンバーたちと合流できていない。
今回は彼女も作品制作へ参加をするようイシュトアから言伝を預かったシオだったが…。
累計160万部突破の大人気ハイファンタジー、第9巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GM職員
16
「僕は誰もが壁を越える方法を探していました、物語にその光の一つを感じるんです!物語の普遍性にはあらゆる些事を吹き飛ばす力があると思う」言葉の力を信じるファンタジー第9巻。 福書典祭という祭に本を出品するのが見習いの慣習―ということで企画から実施計画に奮闘するシオたち。 何百年と読み継がれる普遍性、その当時を映した時代性、あるいはその両方。物語を通して世の中を識り、言葉を得、ひとを動かし、世の中を変える。良い方向へ進むための言葉の力を信じたい。どうにも嫌な雰囲気が色濃く漂う今だからこそ、僕は強くそう思う。2025/06/11
プリムローズ
8
これまでシオが仲間になってきた人々が協力してくれるという流れにウルっと来た。最初は不仲でも、徐々に認めて貰えるのって素晴らしいこと。不自由な娘に、最高の物を与えようとしたシンシアの父の愛情も、泣けますね。マドハの父にイラっとしつつも、愛情を感じ取っているところもホロっと来ました。人の持つ嫌な部分も、美しい部分も、両方あって、それがリアル。フィクションだけど、現実を描いた作品を読んだ気分になれます。一巻から読み返したくなりました。2025/06/12
かなっち
5
2025年6月新刊。待ちに待った第9巻は、書を愛する者が一堂に会する祭り準備編になります。意地悪な人達は登場しますが、不穏さはなく、学生達皆の右往左往ぶりが楽しめました。時には意見がぶつかったり、他者の意見が勉強になったり。そんな中、我らがシオを中心に協力の輪が広がって、どんどん本が完成に近づいていく様子が爽快でしたね。と同時に、今までのシオの積み重ねてきた努力が報われるような、彼の人望にも感動するのです。人から傷つけられて壁を作ったシンシアちゃんの心も、きっとシオの影響でこれから変わっていくのでしょう。2025/07/16
ネタバレ:トキメキのあまり展開してしまう存在しない記憶たち
3
め……めちゃくちゃに良い……! これが世界一の道徳の教科書?? 見習い期間の集大成をまっとうにやってくれてるし、本や人に対する理想的な思想が詰まってる。シトラに対するナナコの話とか、説教臭いけどそれが純度100%熱い展開につながってて良いんだよなぁ~ メタ的に考えると次はなにかトラブルがやってくるんだろうけど、頼むから次のマイナス展開が来るとしても努力の結晶である作品だけは完成させてからにしてくれ~~2025/06/08
Yappy!
2
図書館の司書見習いは、イベントのための企画をとおして悩んだり交渉の中で新しい気づきを得たり、カタルシスを感じたり・・・シオを中心に渦が大きくなっていく。その一方で図書館をとりまく裏の部分では暗躍したり妨害したり・・・平和には進まないのね。 見習いといってもそれぞれが持つ技能をあわせるとなにか特別なものができそうで、楽しみですね。あと展開はどうなっていくのか・・・さあ一年後まで待ちますかぁ。2025/06/13
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