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講談社文庫
ムーミン谷の彗星 (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065393574
  • NDC分類 949.83
  • Cコード C0197

出版社内容情報

暑い夏の日、赤く長いしっぽを光らせた彗星が地球に向かって進んできます。

このままでは、地球がこなごなになってしまうかもしれません。

ムーミントロールと友だちのスニフは、この危険な星について調べるため、たったふたりで遠い天文台へと出かけることになりました。

スナフキンやスノークのおじょうさんと知り合い、友だちになる間にも、ぐんぐん彗星は近づいてきて……。



ムーミンの物語は全部で9冊あります。この『ムーミン谷の彗星(原題 KOMETEN KOMMER)』は、幻の第1作『小さなトロールと大きな洪水』が発表されるまでの長い間、第1作とされていたものです。国際アンデルセン賞作家であるトーべ・ヤンソンが何度も推敲し、書き直した、愛着深い1冊でもあります。

ながく愛読されてきた児童向けのハードカバー版「ムーミン童話集」(1990年初版)の改訂版「ムーミン全集[新版]」が2019年に刊行されました。「おなべ」を「パンケーキ用フライパン」、「さかずき」を「カップ」、「レモン水」を「レモネード」にするなど、いまの言葉にあわせた、より読みやすいムーミンの物語になりました。

講談社文庫では、1978年からムーミンの物語をご紹介してきました。2025年の今年、小説ムーミン誕生80周年記念として、講談社文庫版も[新版]となりました。トーベの手になる82点もの挿絵とともに、ムーミンの物語をお楽しみください。


《収録》
解説……下村隆一
附記……山室 静 
ムーミン谷の魅力 1『ムーミン谷の彗星』風変わりでも、かまわない……冨原 眞弓 


*中学生以上漢字にふりがな
*この本は『ムーミン全集[新版]1 ムーミン谷の彗星』(2019年講談社刊)の文字づかい等を改めたものです。

内容説明

暑い夏の日、赤いしっぽを光らせた彗星が地球に向かって進んできます。ムーミントロールとスニフは星を調べようと遠い天文台へ出かけることに。途中でスナフキンやスノークのおじょうさんと出会い、友だちになる間にも、彗星はどんどん近づいてきて…。ヤンソンが何度も書き直した、シリーズ9巻の中でも愛着の深い一冊。

著者等紹介

ヤンソン,トーベ[ヤンソン,トーベ] [Jansson,Tove]
1914年8月9日‐2001年6月27日。画家・作家。彫刻家の父、挿絵画家の母のもとにヘルシンキで生まれ、幼い頃から画家を目指す。ストックホルムとパリで絵を学び、政治風刺雑誌『ガルム』や児童書、新聞の挿絵等を精力的にこなした。ムーミン小説9作品は、戦争中、自分自身の安らぎのために執筆した『小さなトロールと大きな洪水』(1945)から始まった。1966年国際アンデルセン賞受賞、1976年プロ・フィンランディア勲章受章

下村隆一[シモムラリュウイチ]
1929年‐1969年。翻訳家。大阪府生まれ。東京大学経済学部を病で中退後、スウェーデン語を学び始める。北欧児童文学の翻訳者として大いに活躍するも自動車事故により惜しまれながら急逝(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

joyjoy

12
ムーミン80周年の記念に新版で再読。以前は気づかなかったけれど、「ぼくが…」「ぼくの…」ってアピールしまくるスニフって、自分のなかにもいるなぁ。さすがに彼のように口にはしないけれど、心のなかではしょっちゅう呟いてる気がする。おくびょう者で、自分の小ささを気にしてるけど、そんな自分がお世話をしてやりたい子ネコを見つけると「食べることもわすれるほど、しあわせになれるんだね!」と夢中になるスニフ。憎めない。あとは、危機が迫るなか、スニフをさがしに行くムーミントロールを送り出すムーミンママがすごいと思った。2025/07/28

Matsuko

2
旅先で見かけて購入。学生の頃読んで一番印象深かったシリーズ一作目。アニメは見たことないけど、あの明るい雰囲気とはだいぶ違うなぁと思ったもの。みんないわゆるいい子ちゃんじゃない所が好き。売店の章が大好き。持ち物を増やすのはおそろしいことだというスナフキンも好きだし、お金が無いと気付いたムーミン達に謎の理屈で商品をタダであげちゃう売店のおばあさんも大好き。2025/07/16

りぼこ

1
可愛い表紙に惹かれて購入。子供の時に単行本を持っていたけれど、そこまで思い入れもなかったので、期待せずに読んだら、面白かった…!こんなにみんな個性的なんだっけ?自由奔放でそれが可愛い。読んでいて心地よくて癒された。 全巻揃えるつもりはなかったけど、買ってしまうかも。2025/08/13

てくの

1
初ムーミン小説。自分が思っていたよりも不安と危険にまみれた冒険譚だった…テンポ良く物語が進む上、会話劇が中心で挿絵も多いので子どもでも読めそうなテイスト。挿絵がかわいすぎず、味のある空気感で非常に好み。 竹馬ってそんなに万能アイテムだったのかと驚いた。続刊からは世間一般のイメージのムーミンになるらしいと後書きにあったので楽しみ。2025/07/01

時停

0
今日(8/9)はムーミンの日ということで、ムーミンの本を読もう!と、数あるムーミン本の中で手に取ったのがこちらの本です。表紙や挿絵を見るたびに心がくすぐられ、昔に読んだ記憶が蘇ります。スナフキンの安心感、スニフと猫ちゃんのお話、スノークとお嬢さんの可愛さ、ニョロニョロの愛らしさ、ヘムルさんの愉快さ…どこをとっても好き…となります。どのキャラクター同士でも掛け合いが可愛くて、読みながらずっと癒されていました。彗星が迫り環境がどんどん変わっていく中でも、ちゃんと食事や睡眠のシーンがあるのはとても素敵だなぁと。2025/08/09

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