出版社内容情報
インドで『もう一つの0』--『アムリタ』の手がかりをつかんだクイーン。
だが、地下深くで皇帝と戦っているさなかに岩の天井がくずれ、二人は閉じ込められてしまう。
ときは遡り、19世紀末のフランス「陽炎村」。
村の中心部にあるワイン蔵の樽の中から、10歳ぐらい子どもが見つかった。
赤い布に包まれ、銀色の長い髪と透き通るような白い肌をしたその子は、まるで天井画(フレスコ)に描かれた天使のよう。
子どもの面倒を誰がみるか、村人たちが話し合うなか、ある日本人の夫婦が引き取ることになって--。
<小学上級・中学から すべての漢字にふりがなつき>
内容説明
19世紀末のフランス「陽炎村」。村の中心部にあるワイン蔵の樽の中から、10歳ぐらいの子どもが見つかった!赤い布に包まれ、銀色の長い髪と透き通るような白い肌をしたその子は、まるで天井画に描かれた天使のよう。子どもの面倒を誰が見るか、村人たちが話し合う中、ある日本人の夫婦が引き取ることになって―。小学上級・中学から。
著者等紹介
はやみねかおる[ハヤミネカオル]
1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたる
12
陽炎村と聞き身構えざるを得ない。そして表紙に描かれた人物。果たして今回は何が待ち受けているのだろうか。前巻から続いての謎をどう物語に落とし込んでくるか楽しみにしながら読み進めていくと、赤い夢の世界をちょっとだけ掴めたのかもしれない。2025/06/10
りこ
5
クイーンの行方の手掛かりが見つかったと知らされたジョーカーとRDはすぐにトルバドゥールの針路をフランスの陽炎村へ向け――? ついに怪盗クイーンの陽炎村編である。決して明かされることはないだろうと思っていたクイーンの秘密が描かれ、生きていればこんなこともあるのだなあと感慨深くなった。小学生の頃に『少年名探偵 虹北恭助の冒険 フランス陽炎村事件』を読んでいたときには問題になると思っていなかった箇所が取り沙汰され、はやみね先生はいつからこれを決めていたのだろうと、広げた風呂敷の大きさに脱帽した。続きも楽しみだ。2025/06/10
あや
1
ページをめくりながら、ちゃんと終わるのか!?終われる!?解決します!!??と読んでいたけどちゃんと片がついてよかったです。そこのエピソードとそのエピソードがこう繋がるのか〜と長年追っているからこその感慨があってよかった。夢水も人間じゃなさそうな気がしてきた。2025/06/12
近藤こたつ
0
ん???結局樽から生まれた樽衛門なのでは?????そしてお師匠様がやっぱり人外なんだよなぁ。発売日に買いに行ったのに入荷してなくて取り寄せたよ…映画やってるんだからもっと盛り上げたいぜ!2025/06/20
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