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出版社内容情報
曽田正人が描くレーシング漫画の金字塔、新装版で登場!第11巻!
「一人の人間が背負うにはあまりにも荷の重すぎる任務」
…ひとことで言えばF1ドライバーとはそういう仕事。
年間何百億円もの予算、数百人規模の人員を投入し作り上げられた宝石の如き機械は
最終的に”彼”の手にすべてゆだねられる。巨大なプロジェクトの成否は
最後にバトンを受け継いだたった一人の男の手腕にかかっているのだ。
こんなシゴト、ちょっと無い!
だからこそ欧州においてフォーミュラ・ワン パイロットは
”将軍”であり”英雄”とされる。規模は小さいけれど、F3だっておなじこと。
カペタはそのドライビングとカリスマで周囲を鼓舞し
軍団を力強く率いることができるのか!?
ノア・モータースポーツで、いや、この日本で今壮大な”実験”が始まっている。
『この国に将軍と英雄を産む土壌はあるか!?』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
1
真夏日となった5月のサーキットよりもアツい、カペタの勝利への執心が溢れんばかりに描かれる、シリーズ新装版の11巻目。全身に高負荷をかけて息も絶え絶えの状態で、エンジンと隣り合わせの高温のコクピットで、例え意識が飛びかけても前へと食らいつく彼の気迫が凄まじい。似たような境遇で育った2歳年上のルーキーと、トップを争い接戦を繰り広げる様子は、綱渡りのような危うさもありながら、迎えた結末には思わず拳を固く握ってしまったほど。ドライバーとしての実力は言うまでもないが、今回は「ノア」の結束力が主として描かれていた。2025/07/29