講談社現代新書<br> オスマン帝国全史―「崇高なる国家」の物語1299-1922

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講談社現代新書
オスマン帝国全史―「崇高なる国家」の物語1299-1922

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  • サイズ 新書判/ページ数 528p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065391884
  • NDC分類 226.6
  • Cコード C0222

出版社内容情報

多民族・多宗教の大帝国はいかに栄え、そして滅びたか?
600年にわたる興亡を、小説家にして気鋭のトルコ文学者が描ききる!
渾身の「オスマン帝国史」が幕をあけるーー!!


「文明の発祥地であり東西南北の人とモノが目まぐるしく行きかう西ユーラシアにあって、しかもイスラーム教と正教、ユダヤ教、カトリック教を奉ずる異教徒同士が混住する東地中海と中東の只中に産声をあげ、従って富とともに常なる外寇と内訌(ルビ:ないこう)に晒(ルビ:さら)されるはずの地域に成立しながら、かほどの遐齢(ルビ:かれい)を見た国家は世に類を見ない。
本書は、現代から見れば、到底一つの政体が統合できるとは思われないこの世界を、実際に統治してみせたオスマン帝国の歴史を、最新の研究成果に拠りつつ辿る通史として編まれた(「はじめに」より)」


歴史のダイナミズムをとことん味わう、野心的な歴史大作!


【本書の構成】

はじめにーー崇高なる国家、あるいはオスマン世界
第一章 辺境の君侯
第二章 海峡をまたぐ王朝
第三章 大征服時代、世界帝国の誕生
第四章 壮麗王の帝国
第五章 成熟の帝国
第六章 改革の世紀
第七章 専制と革命
第八章 帝国の終焉
終章 オスマン語が語る世界

内容説明

歴史のダイナミズムをとことん味わう。野心的な歴史大作の幕開け!小説家でもある著者が迫る今はなき「オスマン世界」の全貌。600年にわたる興亡を気鋭のトルコ文学者が描ききる。

目次

第一章 辺境の君侯
第二章 海峡をまたぐ王朝
第三章 大征服時代、世界帝国の誕生
第四章 壮麗王の帝国
第五章 成熟の帝国
第六章 改革の世紀
第七章 専制と革命
第八章 帝国の終焉
終章 オスマン語が語る世界

著者等紹介

宮下遼[ミヤシタリョウ]
1981年、東京都生まれ。東京外国語大学卒業、東京大学大学院総合文化研究科博士課程単位取得退学。現在は大阪大学大学院外国語学部准教授。専門はトルコ文学(史)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

skunk_c

77
新書で500ページ越えだが、割合サクッと読めた。著者が歴史家というよりは文学系の方なので、やや癖のある文(歴史的時点、つまり記載された時点より先、ただし現代から見れば過去を「であろう」という未然形で書くとか)だが読みやすい。特に近代は見事な整理と思うし、終章のオスマン語、トルコ語と民族の問題の章は大変面白かった。一方ケマルの「トルコ化」政策の説明については、少し物足りなさも。第1次世界大戦後の「民族自決」的国際環境の中で、イスラームという超民族的な宗教をどう扱うかに関してもう少し踏み込めなかったか。2025/07/06

よっち

31
多民族・多宗教の大帝国はいかに栄え、そして滅びたか?600年にわたる興亡を、小説家にして気鋭のトルコ文学者が描くオスマン帝国史。アナトリアの辺境から始まったオスマン家がいかに台頭していったのか、バルカンの大国となってからの空位時代、コンスタンティノポリス征服と世界帝国の誕生、成熟した帝国が志す改革の度重なる頓挫、専制と革命からの帝国の終焉。わりと初期から周辺事情の巡り合わせの悪さを感じましたが、帝国内に多民族や異教徒を抱えていたり、改革に反発する保守勢力の厄介さがあったり、その統治の難しさを痛感しました。2025/04/09

kk

26
図書館本。オスマン・トルコが辿った6世紀に亘る足取りを、主として政治、社会、文化、宗教といった面から概説。時間的にも空間的にも民族的にも多岐に亘る一大帝国の濫觴から終焉まで、適度にメリハリを付けながら、時代と地域に応じた支配の構造や社会の実相、さらには人々の時代的感情などを、新書というコンパクトなフォーマットの中で見事に浮かび上がらせる。流麗な文章とも相俟って、一つの長い物語として読むのも楽しい一冊。帝国の存在感を「オスマン語」盛衰のアナロジーで語る末尾の述懐には特に印象深いものがありました。2025/04/18

イトノコ

24
現代の感覚からすると到底統治できると思えない多民族・多宗教が入り交じる中東において600年の長きにわたり君臨したオスマン帝国。どうやら適度に緩い民族・宗教政策がキーだったようだ。後年、西欧列強の圧力で近代化を図った点で明治日本とも共通する部分のあるオスマン帝国だが、上手くいかなかったのは上記のように超多民族国家であった点と、帝国という枠組みを壊せなかった点だろうか。それを断行したアタチュルクのトルコ共和国が西欧の仲間入りをしたのもうなづける。もっともそれは現代に続く問題を孕むようだが…。2025/05/23

ドラマチックガス

16
なぜか売れているらしく、一時期近所の大型書店からも消えていた(…あんなに売れているはずなのに、読書メーターの読了が24件、レビューが8件しかない…だれが買ったんだ?)。オスマン帝国の歴史を大ボリュームで丁寧に追う。時代柄仕方がないけれど、命が軽いよなぁ…どんなにがんばってもすぐに切られて処刑される政治家たちのモチベーションはなんだったんだろう。自称・前世トルコ人として楽しく勉強できました。2025/05/10

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