出版社内容情報
「掟上今日子は預かった。返してほしければ、十億円用意しろ」
置手紙探偵事務所唯一の従業員・親切守が受けた、突然の脅迫電話。天涯孤独の忘却探偵を救い出せるのは自分だけ。今日子さんのような推理力はもたないけれど、彼には今日子さんとの「記憶」がある。手探りで捜査を開始する守。一方、今日子さんは犯人のもとで目を覚まして――?純白の名探偵&青年警備員VS. 漆黒の誘拐犯! 頭脳戦の結末は!?
内容説明
「掟上今日子は預かった。返して欲しければ、十億円用意しろ」。置手紙探偵事務所唯一の従業員・親切守が受けた、突然の脅迫電話。忘却探偵は天涯孤独、救えるのは自分だけ。守は今日子さんとの「記憶」を手がかりに捜査を開始した。一方、今日子さんは犯人のもとで目を覚まして―大人気ミステリー第10巻!
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。2002年に『クビキリサイクル』で第23回メフィスト賞を受賞し、デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッちゃま
14
シリーズ第10巻。かなりの大雑把な方以外は刊行順に読まれる方が楽しめるかと思います。一度寝てしまうと記憶がリセットされてしまう最速にして守秘義務完璧の忘却探偵である掟上今日子さんが誘拐されてしまう。犯人から連絡を受けたのは置手紙探偵事務所唯一の従業員 親切 守。今日子と犯人のパート、救出するために奮闘する親切パート。そのどちらもユルくて楽しい。もしも忘却探偵が居たら、どんな事が起こる?…という設定を楽しむシリーズなんやと再認識。言葉遊びと、何処かでおっ!とさせる場面も健在。いつかは厄介VS守もあるのかな?2025/04/29
flower0824_
13
シリーズ10作目。今日子さんが何者かに誘拐され、探偵事務所の警備員・親切守に身代金10億円を要求する脅迫電話が入る、ということで親切さんメインの回。厄介や交流のある警察関係者も友情出演している。今日子さんは自分に何かあった時のための仕込みがすごい。そして親切さんがここまでデキる人だとわかっててスカウトしたのだとしたら人を見る目もすごい。2025/05/05
毎日が日曜日
5
★★★2025/05/01
ドットジェピー
5
面白かったです2025/04/30
只今小説熟読中
4
出てくる人たちの一挙一動が意味ありげで目が離せなかったし、微に入り細を穿つ備えと後始末に圧倒されました。 色んなコンビネーションも見られて楽しかったです。2025/04/29