講談社選書メチエ<br> 古代マケドニア全史 フィリッポスとアレクサンドロスの王国

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講談社選書メチエ
古代マケドニア全史 フィリッポスとアレクサンドロスの王国

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  • サイズ 46判/ページ数 488p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065391389
  • NDC分類 231.6
  • Cコード C0322

出版社内容情報

世界史に比類なき足跡を残した偉大なる英雄たちの王国、マケドニア。紀元前7世紀半ばの建国から、天然資源と外交術を駆使した版図拡大の時期を経て、フィリッポスによるギリシア制覇、アレクサンドロスによるアカイメネス朝ペルシア打倒を含む東方遠征、そして後継者戦争の果てに滅亡に至るまでの全軌跡を、最新の研究成果を踏まえて辿る、本邦初、唯一無二の歴史書!
これが『ヒストリエ』(岩明均)のリアルだ!!

[目次]
プロローグ
第1章 マケドニア史へのアプローチ
1 マケドニア史研究の歩み
2 フィリッポス二世の「復権」
第2章 マケドニア王国の成立
1 マケドニアの地
2 王国の誕生
3 マケドニア王国のしくみ
第3章 ヘラクレスの子孫たち
1 アルカイック期のマケドニア
2 アレクサンドロス一世
3 ペルディッカス二世
4 アルケラオス
第4章 フィリッポス二世の父と兄
1 アミュンタス三世
2 アレクサンドロス二世
3 ペルディッカス三世
第5章 フィリッポス二世の登場
1 即位時の危機
2 王国の統合
3 ギリシア征服のスタート
4 第三次神聖戦争への参戦
第6章 ギリシアの覇者へ
1 「フィロクラテスの講和」
2 フィリッポス二世の宮廷
3 ギリシア制覇への道のり
4 決戦へ
第7章 フィリッポス二世からアレクサンドロスへ
1 ペルシア遠征を見据えて
2 王者の最期
3 父と子
エピローグ
結びにかえて――現代のマケドニア
地図
マケドニア王家の系図
マケドニア王在位表
凡例
主な参考文献
図版出典一覧
関連年表
索引

内容説明

世界史に比類なき足跡を残した英雄たちの王国、マケドニア。紀元前七世紀半ばのこととされる建国から、天然資源と外交術を駆使した版図拡大の時期を経て、フィリッポスによるギリシア制覇、アレクサンドロスによるペルシア打倒を含む東方遠征、そして後継者戦争の果てに滅亡に至るまでの全軌跡を、最新の研究成果を踏まえて辿る、本邦初、唯一無二の歴史書!

目次

第1章 マケドニア史へのアプローチ
第2章 マケドニア王国の成立
第3章 ヘラクレスの子孫たち
第4章 フィリッポス二世の父と兄
第5章 フィリッポス二世の登場
第6章 ギリシアの覇者へ
第7章 フィリッポス二世からアレクサンドロスへ

著者等紹介

澤田典子[サワダノリコ]
1967年、富山県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、千葉大学教育学部教授。専門は古代ギリシア・マケドニア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ピオリーヌ

16
やはり面白い。同著者の研究書『古代マケドニア王国史研究 ー フィリッポス二世のギリシア征服』の範囲を広げ、平易にした内容。皆興味が湧けば、こちらの研究書にも手を伸ばしてほしい。1980年代以降の欧米における古代マケドニア研究は大きな進展を見せてはいるが、フィリッポス賛美の傾向が著しい一方で、アテネ中心史観やアレクサンドロス中心史観を未だ脱し切れていないのが現状である。フィリッポス二世以前の時代は考古資料・碑文資料・古典史料とも乏しいが、限られた史資料から2025/06/13

ジュンジュン

15
後世のフィリッポスの評価に絶大な影響を与えたデモステネス。史料の残存状況から常に悪評が先行していた。あたかも対等のように思われていたが、アテネ中心のバイアスを取り除くと新たな両者(及び両国)の関係が現れてくる。王にとってアテネはターゲットの一つにすぎず、デモステネスは後世の評価によって、念願の?「宿敵」になったのは死後のこと。女史が「大王以前のマケドニア史研究者は私だけ」と自負するだけに充実の内容、圧巻の分量、そして衝撃の価格!2700円って…あっ、税別だ(涙)。2025/04/15

さとうしん

13
アレクサンドロス大王以前の状況と、大王の死後の状況をまとめる。マケドニア史にはマケドニア人自身の手による史料が不足しているということだが、それでもこれだけのものが書けるのだなという印象。マケドニア王国の成立から扱っているが、分量としてはフィリッポス2世に関する内容がかなりを占める。フィリッポスが学者たち、特に歴史家を動員して自己宣伝に努めたり、征服地に自分の名を冠した都市名を着けるといったことが息子に受け継がれたなど、息子の先蹤としての事跡が目立つ。2025/03/19

みのくま

10
何かと注目されるフィリッポス2世とアレクサンドロス3世より前の古代マケドニアを詳細に取り扱っている貴重な良書。古代マケドニアからみた通史は、今までのアテネ中心史観から脱却する上で必読だろう。良質な木材などの資源を活用したアテネとの絶妙な相互関係の構築はアテネ側からしたら厄介な隣人として捉えられただろうから、他者から見たマケドニアにバイアスがかけられるのはよくわかる。そしてフィリッポス2世の偉業は、こういった先人達の努力の上に成り立っているのだ。今までの歴史観が覆る喜びを得る事ができる、素晴らしい一冊だった2025/05/27

スプリント

8
アレクサンドロス3世よりもフィリッポス2世にスポットを当てた内容になっているのがよい。 さらに巻末に現代の北マケドニア共和国についても触れられているのもよい。2025/06/06

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