出版社内容情報
日本固有種を脅かす外来生物たち。その中で特に問題になっている33種を取り上げ、問題点と現実的な対策を探ります。取り上げたすべての生物のイラストも掲載。誰も知らなかったエピソード満載の読み物です。
内容説明
外来生物によって日本固有種が脅かされている。筆者が皇居内の生物調査に参加したときに目の当たりにしたものは、池の中や水辺を我が物顔で跳びまわるアメリカ原産・ウシガエルの大群だった。現在日本では、動物だけに絞ると約640種の外来生物が定着していると見られている。本書では特に問題となっていて、興味深いトピックスを持つ33種の外来生物の現状を取り上げ、その対処法を探る。
目次
第1章 日本を襲う外来生物(チュウゴクオオサンショウウオ;タイワンザル ほか)
第2章 人の生活に影響を与える外来生物(セイヨウミツバチ;ハクビシン ほか)
第3章 人間が招いた外来種問題(オオヒキガエル;カミツキガメ ほか)
第4章 人命を脅かす外来生物(ハイブリッドハブ;エキノコックス(多包条虫) ほか)
著者等紹介
松井正文[マツイマサフミ]
1950年長野県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科教授、京都大学理学博士、日本爬虫両棲類学会会長。信州大繊維学部卒業後、京都大学大学院理学研究科中退。京都大学教養部助手を経て現在に至る。現地でのフィールドワークを重ねながら、東・東南アジアの両生類の保全や進化史の研究を続けており、この分野では世界的な第一人者として知られる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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