出版社内容情報
「私は掟上今日子。現在不眠症。」
* * *
〈忘却探偵〉と四つの病い、四つの謎。
* * *
今日も今日とて容疑者にされる青年・隠館厄介。
その悲鳴のような依頼を受けて駆け付ける忘却探偵・掟上今日子だったが、どうやらいつもと様子が違うようでーー。
【不眠】ーー煙のように消えた赤子
【歯痛】ーー歯のない死体
【船酔】ーー過去と現在の二重密室
【猫アレルギー】ーー猫による不可能犯罪
病いに襲われる忘却探偵は謎を解き厄介を救うことができるのか?
* * *
彼女の記憶は「一日」限り。タイムリミットミステリー!
内容説明
今日も今日とて容疑者にされる青年・隠館厄介。その悲鳴のような依頼を受けて駆け付ける忘却探偵・掟上今日子だったが、どうやらいつもと様子が違うようで―。病いに襲われる忘却探偵は謎を解き厄介を救うことができるのか?
著者等紹介
西尾維新[ニシオイシン]
1981年生まれ。第23回メフィスト賞受賞作『クビキリサイクル』(講談社ノベルス)で2002年デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほたる
8
最速の忘却探偵はいつも通りに。シンプルな謎とああそうかと納得させられる解決。厄介さんと今日さんの掛け合いが謎を解く過程を飽きさせない。シリーズの中では割とスタンダードなほうで読みやすかったなと思う。ステイホームの掌編企画ももう五年前のお話なのかと。2025/04/29
椎名
5
四篇全て発想の転換、みたいな解決で、一晩寝たら全てを忘却している探偵が不眠症になったら、という始まりからその流れがある。猫と言われてしまうとどうしても色々と期待があったため、特に言及がなかったのは肩透かし。2025/04/22
leo18
4
シリーズ久々の新作はさらりと読める軽めの短編集。特にストーリーを進める気はないのだろうか。2025/04/28
りこ
4
前作から約3年ぶりの忘却探偵シリーズ最新作。今日子さんが身体の不調に悩まされながらも最速で事件を解決する話が4編。真後ろで起きた誘拐事件、歯をすべて抜かれた遺体、沈没船で見つかった白骨死体、原因不明の猫アレルギー。次々と可能性を潰していってフッと真相にいたる手並みが相変わらず鮮やかだ。相棒の厄介とのコンビネーションもばっちりでいつも通りの安心感だった。「掟上今日子のSTAY HOLMES」は、たしかにここで収録がぴったりだ。今回はまったく気配もなかったが、今日子さんの過去関連の話もまたそのうち読みたいな。2025/04/16
しゅがー
2
相変わらずテンポよくストーリーが進んでいくので一気に読了。この掛け合いはいつ見ても面白い。不眠症はどう進むのかと思ったけど最後のオチの為の不眠症だったのでは?と思うほどほっこりとしたオチだったと思う。2025/04/20
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