講談社現代新書<br> なぜヒトだけが幸せになれないのか

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講談社現代新書
なぜヒトだけが幸せになれないのか

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065390894
  • NDC分類 469
  • Cコード C0245

出版社内容情報

【シリーズ累計25万部突破! 「幸せに生きる」ための生物学講義】

『生物はなぜ死ぬのか』では死の意味を、『なぜヒトだけが老いるのか』では老いの意味を生物学的に考察してきた著者によるシリーズ最新作。第三弾となる本書のテーマは「幸せ」。
生物の中でも、ヒトは「ある変化」を機に幸せに生きにくくなったという。その理由とはなにか。幸せに生きる方法はないのか。生物学から「ヒトが生きる意味」を考える。

生物学的な価値観から「幸せ」=「死からの距離が保てている状態」と定義してみます。この定義に当てはめて現状を考えると、何がヒトの幸せの妨げになっているのかが見えてきました。意外なことにその原因の一つは、私たちの細胞一つ一つに存在する「遺伝子」にあったのです。ーー「はじめに」より

・ヒトだけに見られる「遺伝子と環境の不適合」
・幸せは「死からの距離感」で決まる
・進化的に見た生物の「幸せ」とは
・生物学的視点から考える「リーダーの四つの条件」
・移動をやめて格差が生まれた
・ヒトはテクノロジーの使い方が上手くない
・豊かさと幸せは一致しない
・地方に住むと「幸せ」になれる?
・ため込まないことの幸せ
・「幸せ」は遺伝子に刻まれている
・長生き以外の「幸せ」の要因
・ヒトは絶滅の危機にある?  ……ほか

◆おもな内容
第1章 進化からみた生きものの幸せ
第2章 ヒトの幸せとは一体なにか
第3章 「幸せ」は遺伝子に刻まれている
第4章 なぜヒトは「幸せ」になれないのか?
第5章 テクノロジーはヒトを「幸せ」にするのか
第6章 「幸せ」になるために――生物学的幸福論

内容説明

幸せは「死からの距離感」で決まる。ヒトにだけ見られる「遺伝子と環境の不適合」。生物学的視点から考える「リーダーの四つの条件」。移動をやめて格差が生まれた。豊かさと幸せは一致しない。ヒトを支配する快楽ホルモン。長生き以外の「幸せ」の要因。ヒトは絶滅の危機にある!? …ほか。「幸せ」を生物学的に定義すると、「生きる意味」が見えてくる。「幸せに生きる」ための生物学講義。

目次

第1章 進化から見た生きものの幸せ
第2章 ヒトの幸せとは一体何か?
第3章 「幸せ」は遺伝子に刻まれている
第4章 なぜヒトは「幸せ」になれないのか?
第5章 テクノロジーはヒトを「幸せ」にするのか?
第6章 「幸せ」になるために―生物学的幸福論

著者等紹介

小林武彦[コバヤシタケヒコ]
1963年生まれ。神奈川県出身。九州大学大学院修了(理学博士)。基礎生物学研究所、米国ロシュ分子生物学研究所、米国国立衛生研究所、国立遺伝学研究所を経て、東京大学定量生命科学研究所教授(生命動態研究センターゲノム再生研究分野)。日本遺伝学会会長、生物科学学会連合代表などを歴任。日本学術会議会員(基礎生物学委員会委員長)など。ゲノムの再生による生命の連続性維持機構を解き明かすべく日夜研究に励む。地元の伊豆、箱根、富士山の自然をこよなく愛する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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やすらぎ

154
私たちの生は、過去の数限りない死によりもたらされたもの。現代の景色も通過点にすぎない。生物学者が、幸せを死からの距離と定義して話を進める。共感力、利他的であったためにヒトは生き残れたが、定住して格差が生まれ、時代とともにフィットしなくなった幸せのかたち。遺伝子レベルでは追いつかないその変化の中で脳はどう行動するのだろう。好奇心の追求はその先の保障がないままに、人を幸せにする。我々は原点を振り返らずにこのまま進んでいいのか。AIが情報から勝手に導き出した答えを、意志を持たずに信じてしまう未来はそう遠くない。2025/05/06

Roko

27
戦争とか病気とか、死と向き合う人は「死にたくない」と考えます。ところが、そういう恐怖がない、豊かな世界に住んでいる人ほど自殺数が増えるのです。かつてはみんなで力を合わせて生きてきたのに、テクノロジーの進歩によって信頼できる人間関係が壊されていくからだというのは、何という皮肉なのでしょうか。2025/04/24

funuu

8
幸せは、死から遠い事。 子供が育つまでは健康でいられるように遺伝子にプログラムされている。 性交が楽しいのも死から離れて行為だから。 チンパンジーは乱交。 一日に雌は10回受け入れる。 雄も一時間休んで何度かする。 人間も乱交なら減らないなあ。 ただ乱交だと今の進化はなし 生きがいは養老孟司のような話 田舎に住みコミニティーに生きる AIは仕事にかなり使っているみたい 感想文の宿題ならAIに書かせて少し添削して提出するね2025/05/02

yasutomo

3
ハラリのサピエンス全史、ドーパミン中毒・スマホ脳をもとに日本の現状と著者の生物学者としての知見を織り交ぜながら、話が展開していく感じ。結局のところテクノロジーの進歩にヒトがついていけなくて、いろんな矛盾・問題が引き起こされてる。そして、最後にこの現代社会において、どうしたら「幸せ」になれるか、著者なりの提言があり、個人的にはかなりその提言に賛同できる。2025/04/30

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