普天を我が手に〈第2部〉

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  • サイズ 46判/ページ数 592p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065388815
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

加藤陽子、保阪正康、養老孟司激賞!
各紙誌上でも大絶賛!

敗戦、占領、抑留、青春、友情、再起ーー
希望よ、新たな時代の寵児たれ。

昭和100年・戦後80年記念刊行
昭和史三部作、物語はついに太平洋戦争の真っただなかへ。

たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、
互いの運命を交差させながら、
新たな時代を切り拓く!

太平洋戦争が勃発した。
竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。
矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院を入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況うけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。
森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。
五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者・藤田と捕まっては脱走を繰り返す。



【目次】

内容説明

太平戦争が勃発した。竹田志郎は、父に伴って渡米したが、そこで自分だけ捕虜となってしまう。ようやく帰国した後は日本の捕虜収容所の通訳となるも、目にしたのは看守の虐待が横行するずさんな実態だった。矢野四郎は、父の死後、親譲りの素行の悪さで少年院に入れられる。だが、出院後次第に悪化する戦況をうけ予科練に入ることを決意。戦友と共に人間魚雷「回天」で出撃を期する。森村ノラは、ひょんなことから亀戸の喫茶店を任されることに。友人と闇米を買いに農村部へいったり、教会で預かった孤児たちを軽井沢へ疎開させるなど、母親譲りの活力で奔走する。五十嵐満は、戦中は映画俳優として活躍。さらに、新国家建設を標榜する張学士らの組織〈リバティ〉に加入。だが、敗戦後に組織はあっけなく瓦解。タップダンスを武器に、旅芸者、藤田と捕まっては脱走を繰り返す。たった七日間しかなかった昭和元年に生まれた四人が、互いの運命を交差させながら、新たな時代を切り拓く!

著者等紹介

奥田英朗[オクダヒデオ]
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て、’97年『ウランバーナの森』で作家デビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞、’04年『空中ブランコ』で直木賞、’07年『家日和』で柴田錬三郎賞、’09年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぼっちゃん

45
第2部。家族と渡米していたが自分だけ捕虜となってしまう志郎。予科練に入り人間魚雷「回転」で出撃することになる四郎。東京大空襲で孤児となった子供達を守るために奔走するノラ。満州が崩壊し、ソ連軍、匪賊などの捕虜になる満など戦争で翻弄される4人だが、どのように乗り切るのは気になり読む手が止まらなかった。第3部はこの若い4人がどのように新しい日本を作っていくのか12月が待ち遠しい。2025/09/21

かんらんしゃ🎡

31
▼戦中・戦後の混乱期。令和の時代の幾倍もの試練が降りかかるが皆な度胸がある。だから読んでてスカッとする。▼この頃の人たちは戦地でも内地でもみな何度も死を覚悟しているのだろう。男も女もクソ度胸がある。それに比べりゃブラックパワハラ屁でもない。戦後復興と高度成長は彼らでなきゃ成し得なかった。オレらの親の世代だ。▼三島由紀夫やナベツネが端役で出てくる。気付いた時ゃニンマリした。2025/10/01

akiᵕ̈

28
第二部は、志郎、四郎、ノラ、満たちが15歳〜21歳までの昭和17年〜23年までの6年間を描く。10代の幼き若者たちが、昭和の中でも激動この上ない時代を強かに生き抜く壮絶な様から益々目が離せない。戦争の惨さの描写がこれでもかと襲ってくるが、とてもリアルで、戦争というものが本当に人間の恐ろしさを炙り出して、この最中にいた人たちの苦しさは相当なものだっただろうと、そしてこの中にいてもブレない心で人の心を動かし、人との繋がりで前に進んでいく姿が何とも逞しい。それぞれが模索していく中、4人の今後の展開が楽しみだ。2025/09/20

おかむら

26
お待ちかね!奥田昭和大河小説の第二部が出ました!今回は昭和元年生まれの子どもたち世代が主役。昭和17年から23年まで、戦中戦後の混乱期を生きのびた4名の波瀾万丈青春物語。はあー、なんでこんなに読みやすくって面白いんだろうか奥田英朗ってさあ! 史実の絡め方が絶妙。600ページ近くある分厚い本だけどその重さがむしろまだこんなに読めるーとワクワクさせてくれます。ソフトカバーなのも良し。第三部は12月発売。即買う。2025/09/23

桜もち 太郎

22
向上心が半端ではない昭和元年生まれの4人の若者たち。戦中戦後の渦の中に巻き込まれながらも逞しく生きていく。志郎、四郎、ノラ、満、それぞれの立場での奮闘が清々しい。回転特攻隊の命を受けるが、終戦になり生き残る四郎、戦争に翻弄された若者たちの真っすぐさが、かえって痛々しかった。戦時下における満州での関東軍の卑劣さ、どさくさに紛れて参戦したソ連軍の横暴。「国民を守らない国は戦争をする資格がない」、関東軍、日本が行った棄民政策には反吐が出る。第二部の終わりに、生き残った4人が再び巡り合う。最終巻が楽しみだ。2025/09/28

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