- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少年(中高生・一般)
- > 講談社 KCDX
出版社内容情報
曽田正人が描くレーシング漫画の金字塔、新装版で登場!第10巻!
「F3デビューイヤー、上々の滑り出しじゃないか」と人は言う。
「まだ16歳、この舞台にいるだけでも素晴らしいことさ」とも言われた。
……ひとこといいかな?
そんなふうに思わない僕だから今ここにいるんだよ!
勝利への渇望……? スピードの欲求……?
いやいや。もっとザラついた感情さ。”違和感”。
そう、それに尽きるんだ。5位とか6位とか7位とか。
それは俺の争うべき順位じゃないから。誰がなんと言おうとね!
この居心地のわるさ、違和感を信じて生きよう。
たぶんどんなシゴトでもそうなんだ。
このザラついた気持ちが無くなっていくとき、
全てに納得してしまったとき、人はきっとコンマ1ずつ遅くなっていく!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
1
闘志を燃やして震えるドライバーとしてのカペタと、ライバルと仲良く食事をするときのカペタの表情にギャップがあって良い。血反吐を吐いても、泥を啜ってでも、勝利の為に頭脳を駆使して最高最善を尽くし、貪欲に喰らいつく。慢心なんてしない。遥か高みにも思える”最速の世界”を見据え、ひたすら結果を求めるのみ。新たに超えるべき壁が立ち塞がり、マシンや技量の差を見せつけられるカペタ。チームとしては上位4位以内、願わくは表彰台に乗ってくれれば御の字かもしれないが、カペタ自身としては恐らくは頂点しか見えていないのだろうな。2025/05/25
-
- 和書
- 占領期を駆け抜けた男たち