普天を我が手に〈第1部〉

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普天を我が手に〈第1部〉

  • 奥田 英朗【著】
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  • 講談社(2025/06発売)
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  • サイズ 46判/ページ数 592p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065388761
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

 大正15年(昭和元年)12月25日未明、東京・麹町の陸軍少佐・竹田耕三の元に、待望の長男が誕生した。〈志郎〉と名付けられた子供は、日本中が大正天皇崩御の悲しみに暮れる中で、一家の新たな希望となる。
 同日、北陸・金沢では、矢野一家の親分・矢野辰一が、賭場での諍いの落とし前をつけに、敵対する一家に乗り込んだ。帰宅した辰一を待っていたのは、懇意の社長から預かっていた女工の出産と死だった。辰一は孤児を〈四郎〉と名付け、自分の手元で養育することに。
 一方その頃、東京・神保町で進歩的な婦人雑誌「群青」の編集者として働く森村タキが、社会運動家との間に女子を出産。『人形の家』にあやかり〈ノラ〉と名付けたその子を、身勝手な父親から引き離し、女手一つで育てることを決意する。さらに同年の大晦日、野心を胸に中国・大連へわたった五十嵐譲二は、主宰するジャズ楽団の年越しパーティ中に妻から出産の報告を受ける。出生した男子を〈満〉と名付け、昭和元年最後の夜に最高の演奏をする。

 昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ三部作。
 第一部は、親世代の視点を中心に、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦までを描く。


【目次】

内容説明

大正15年12月25日未明、東京・麹町の陸軍少佐・竹田耕三の元に、待望の長男が誕生した。〈志郎〉と名付けられた子供は、日本中が大正天皇崩御の悲しみに暮れる中で、一家の新たな希望となる。同日、北陸・金沢では、矢野一家の親分・矢野辰一が、賭場での諍いの落とし前をつけに、敵対する一家に乗り込んだ。帰宅した辰一を待っていたのは、懇意の社長から預かっていた女工の出産と死だった。辰一は孤児を〈四郎〉と名付け、自分の手元で養育することに。一方その頃、東京・神保町で進歩的な婦人雑誌「群青」の編集者として働く森村タキが、社会運動家との間に女子を出産。「人形の家」にあやかり〈ノラ〉と名付けたその子を、身勝手な父親から引き離し、女手一つで育てることを決意する。さらに同年の大晦日、野心を胸に中国・大連へわたった五十嵐譲二は、主催するジャズ楽団の年越しパーティ中に妻から出産の報告を受ける。出生した男子を〈満〉と名付け、昭和元年最後の夜に最高の演奏をする。

著者等紹介

奥田英朗[オクダヒデオ]
1959年岐阜県生まれ。プランナー、コピーライターなどを経て、’97年『ウランバーナの森』で作家デビュー。2002年『邪魔』で大藪春彦賞、’04年『空中ブランコ』で直木賞、’07年『家日和』で柴田錬三郎賞、’09年『オリンピックの身代金』で吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

starbro

172
奥田 英朗は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。本作は、昭和100年、戦後80年に生まれる、壮大な昭和史サーガ大河小説全三部作です。第一部は、大正天皇の崩御から太平洋戦争開戦まで、一気読みしました。続いて9月刊行の第二部へ。トータルの感想は、全巻読了後に。今年中に全巻完読出来れば、今年のBEST20間違いなしです。 https://www.kodansha.co.jp/book/products/00004093032025/07/02

いつでも母さん

148
『昭和史サーガ三部作、開幕!』昭和元年は1週間だったことは誰もが知っている。その昭和元年に生まれた4人の男女の物語。まずは彼らの親世代が中心の第一部。時代は風雲急を告げる太平洋戦争までのあの頃が蒼い焔立つ感じだ。いや、それは今だから言える事か―4人の親たちのキャラが濃くてどんどん引き込まれ、もう第二部が楽しみでならない。緋色が焦げる時代をどう生き抜くのか、ちょっとだけ交差した関係が時代の転換期にどんな風に絡み合うのか、親たちの人生の仕舞い方も気になるところ。嗚呼、早く読みたい。2025/07/16

パトラッシュ

142
エリート陸軍将校に金沢のヤクザの親分、女性編集者と大連のジャズ奏者。1週間しかなかった昭和元年に子を儲けた身分も立場も異なる4人が、相知らず激動の時代に身を投じる。いずれも戦争へ突き進む時代に流されず、それぞれの立場で明確な反抗から消極的協力まで必死に生きる姿は「智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ」という漱石の言葉そのままだ。「束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ」と奮闘し、決して自分の生き方を後悔しない彼らの背中を見て育った子供たちが、次世代をどう生きていくかが楽しみ。2025/07/12

のぶ

64
親米家であり銀行一族の将官、竹田耕三の家に生まれた志郎、金沢の矢野組矢野辰一と因縁ある女性が産み息子として育てる四郎、女性労働運動家のタキの子ノラ、満州に渡り政治や関東軍の後ろ盾で財をなす五十嵐譲二の息子満。この四家庭をそれぞれの舞台における主役として描く構成。それによって、この時代の状況、経過を、多面的に描き出しており、読み応え、充足感、たっぷり。昭和を描いた作品を多く読んできたが、これほど濃密なのはあまり類がない。「第二部」「第三部」でどのようにその時代が描かれるのか今から楽しみです。2025/07/18

シャコタンブルー

57
595Pの分厚さだが迸る熱気と怒涛の展開で一気読みの面白さだった。昭和元年から太平洋戦争突入までの時代背景だが当時の人々の暮らしや文化、世相の移り変わりがダイナミックに伝わってくる。まるでタイムスリップして激動の歴史を体感しているような臨場感を味わった。貧しくも何処かに大らかさも残る優しい人々が次第に洗脳されていく様相が切なく悲しい。そんな時代に翻弄されながらも抗い信念を貫く姿は危ういが美しくもある。国、家族、愛、金等様々な異なる価値観が交差して裏切りと陰謀が渦巻く圧巻の描写。9月の続編が待ち遠しい。2025/07/15

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