出版社内容情報
「群像」連載を書籍化!
全国の数ある中学校のうち、唯一「中」という漢字が付かない中学校「慶應義塾普通部」。福澤諭吉の精神が今も生きる学校で「私」が目にしたものとは? 政治学者にして「鉄学者」のその後を決定づけた普通部の三年間を描いたメモワール。
少年は「真のアカデミア」に出会うことはできるのか?
内容説明
慶應義塾の「光と影」。全国の数ある中学校のうち、唯一「中」という漢字が付かない中学校「慶應義塾普通部」。福澤諭吉の精神が今も生きる学校で「私」が目にしたものとは?政治学者にして「鉄学者」のその後を決定づけた普通部の三年間を描いたメモワール。
目次
1 受験の朝
2 入学
3 早慶戦
4 南武線・青梅線
5 「なぞの転校生」
6 春闘の季節
7 運用番号と編成番号
8 「横浜線電車列車ダイヤ」と「車両運用検査清掃予定表」
9 アカデミアの幻想
10 「未来からの挑戦」
11 関西私鉄との出会い
12 慶應の「黒い霧」
13 再び第一校舎へ
著者等紹介
原武史[ハラタケシ]
1962年、東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。東京大学大学院博士課程中退。明治学院大学、放送大学教授を経て、明治学院大学名誉教授、放送大学客員教授。専門は日本政治思想史。『「民都」大阪対「帝都」東京』(講談社)でサントリー学芸賞、『大正天皇』(朝日新聞出版)で毎日出版文化賞、『滝山コミューン一九七四』(講談社)で講談社ノンフィクション賞、『昭和天皇』(岩波書店)で司馬遼太郎賞、2024年には日本政治法律学会現代政治学会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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