講談社学術文庫<br> キリスト教綱要 初版

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講談社学術文庫
キリスト教綱要 初版

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  • サイズ 文庫判/ページ数 568p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784065387825
  • NDC分類 191
  • Cコード C0116

出版社内容情報

本書は、フランス東北部ピカルディーに生まれ、スイスで宗教改革を実践して改革派を指導したジャン・カルヴァン(1509-64年)の名を知らしめた主著の初版です。
パリに出たカルヴァンは、マルティン・ルター(1483-1546年)によって推進されていたドイツの教会改革の影響を受けながら人文主義を身につけたあと、オルレアン、次いでブルージュで法学を修め、パリに戻って聖書の言語の研鑽を積みました。転機が訪れたのは1534年。この年の10月にフランスで「檄文事件」が起き、パリの町中にミサに対する攻撃的な文書「教皇のミサの恐るべき、重大な、耐えがたい弊害について真正な諸箇条」が貼り出されました。これに激怒したフランソワ1世は宗教改革者8名を焚刑にし、カルヴァンはスイスのバーゼルへの亡命を決意するに至ります。この地でキリスト教信仰の内容を概説するためにカルヴァンがラテン語で書き上げ、1536年に初版が公刊されたのが、本書にほかなりません。
本書は、ルターの宗教改革が第一段階である「破壊」だったとすれば、第二段階にあたる「形成」の基礎となりました。その根底にあったのは若き日のカルヴァンが身につけた人文主義的な知識とセンスであり、それが本書を唯一無二のものにしています。そうして改革派の基盤をなすことになった本書は、「福音主義」や「予定説」の名とともに広く知られるようになりました。その代表が『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』(1904-05年)でカルヴァンとカルヴィニズムを「禁欲的プロテスタンティズム」の諸類型の一つとして取り上げたマックス・ヴェーバー(1864-1920年)でしょう。
本書は出版されると増刷を繰り返し、カルヴァン自身はフランス語版を出版した上、改訂の作業に取りかかります。改訂は5回にわたり、初版では全6章だったものが、最終版(1559年)では全80章に及ぶ巨大な書と化しました。日本語訳で1600頁に及ぶ最終版は簡単に手を出せるものではありませんが、初版は分量の点のみならず、のちにさまざまな展開を見る思想の原型を見出せる点、そしてカルヴァンの聖書解釈の技巧を知ることができる点で、最良の入門となることでしょう。初の文庫版となる新訳を、ここにお届けいたします。

[本書の内容]
〔献 辞〕
第一章 律法について、十戒の説明を含む。
第二章 信仰について、使徒信条の解説を含む。
第三章 祈りについて、主の祈りの講解を含む。
第四章 サクラメントについて。
第五章 これまで世の人々によってサクラメントと考えられてきた残りの五つのサクラメントはサクラメントではないことを証明し、ならば何であるかを明らかにする。
第六章 キリスト者の自由、教会の権能、国政について。

内容説明

スイスで宗教改革を指導した神学者ジャン・カルヴァン(一五〇九‐六四年)の名を知らしめた主著。著者自身が改訂を重ねて巨大になった本書は、初版こそが最も読みやすく、要点を網羅したものとなっている。「福音主義」や「予定説」の名とともに、ルターやツヴィングリと並んで大きな影響を与えた不滅の古典を初の文庫版として篤実な日本語で新訳。

目次

第一章 律法について、十戒の説明を含む。第二章 信仰について、使徒信条の解説を含む。
第三章 祈りについて、主の祈りの講解を含む。
第四章 サクラメントについて。
第五章 これまで世の人々によってサクラメントと考えられてきた残りの五つのサクラメントはサクラメントではないことを証明し、ならば何であるかを明らかにする。
第六章 キリスト者の自由、教会の権能、国政について。

著者等紹介

カルヴァン,ジャン[カルヴァン,ジャン] [Calvin,Jean]
1509‐64年。フランス生まれの神学者。ジュネーヴで神政政治を実現するための教会規則を定め、宗教改革を推進した。本書は、主著の初版(1536年)にあたる

深井智朗[フカイトモアキ]
1964年生まれ。愛泉教会牧師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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amanon

5
名前ばかりが、知れ渡って、肝心のその著作はあまり読まれることがないという印象のある作者の代表作が、気軽に読めるようになったというだけでもありがたい。カトリック信者としては、何といっても第五章の作者が認めることができないサクラメント(秘跡)の解説が興味深いのと同時に、一抹の心苦しさを禁じえなかった。確かに、カトリックで秘跡とされているそれらのものが、厳密に聖書の読んでいけば、その根拠に乏しいのは否定しがたいのかもしれないが、それまでの長い伝統の中で、それらが秘跡として尊重されてきた意味はあると思うが。2025/03/15

Go Extreme

1
律法と十戒:神の意志 道徳的指導 信者の基準 神との契約 社会秩序 唯一神 崇拝禁止 神の名の尊重 安息日 家族敬愛 公正 他者尊重 信頼関係 平和実現 信仰と祈り:神との関係 神の存在確信 信仰の実践 創造主 イエスの神性 受難と復活 聖霊の働き 罪の赦し 神との対話 罪の悔改め 信仰の確認 サクラメントと主の晩餐:神の恩恵 信仰の深化 霊的成長 キリストの犠牲 記念と恵み 信仰の確認 霊的糧 教会と社会:罪からの解放 神への従順 隣人愛 霊的指導 信者の成長 社会倫理 政治と信仰 国家と教会の調和2025/03/19

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