出版社内容情報
新人キャバ嬢のみいちゃんは、ちょっと足りない女の子。
お客さんに本名をバラしたり、SNSに女の子の写真を無断であげたり
トラブルメーカーとして敬遠されてしまう。
危機感0、デリカシー0、忍耐力もちょっと低め。
それでも山田さんは、みいちゃんから目が離せない。
小さな家族ハムカツと、元会社員の新キャストニナちゃん、
キモオタ系のお客さんシゲオ。
そしてみいちゃんの――――――彼氏。
新たなメンバーが加わり、一層 賑わう夜の街。
2012年。4月が、はじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
12
★★★★★みいちゃんの出生も、キャバクラで彼女を指名する客も、彼女のDV彼氏も、そのすべてが最悪で、回を増すごとにその愛悪が悪い方向へ更新されていくの、ちゃちなホラーなんかよりもよっぽどホラーで目も当てられない。2026/02/06
Bo-he-mian
11
重い…重すぎる…受け止めきれない…2025/12/31
ゆう
10
ある日、アザだらけの顔で出勤してきたみいちゃん。話を聞くと、彼氏から恒常的に暴力を受けているという。自分の感覚からすれば、すべての選択で間違いを犯しているかに見えるみいちゃん。しかし、彼氏のことを語る彼女は、不思議とそれほどつらそうには見えない。別の選択肢が視界に入らない状態というのは、こんなもんなんだろうか。人の幸福ということについて、少しだけ考えてしまう。まあ、最後は死んじゃうんだが...2026/02/19
kazuchan1209
9
キャバ嬢の仲間にニナちゃんが加わる。彼女はあちこちに体をぶつけたり、人が落ち込むようなことを話し続けたりと不注意が続く。作中の2012年当時では何も症名のなかった発達障害の人だった。一方みいちゃんの過去が語られる。彼女の母親も知的障害があり、実の兄との間の近親相姦で生まれたのがみいちゃんだった。小学校の先生が良い人で、みいちゃんのことを想って特殊学級への編入を提案するが、母親は娘を馬鹿にされたと怒り出す。母親がみいちゃんに「先生はみいちゃんを馬鹿にしていた」と伝えたことで、みいちゃんも先生を誤解する。2026/03/12
RoughMagician
5
面白いんだけど、読み進めるほど気落ちする。ヤバい出生と環境の悪さから、救いになるかもしれなかった選択を取れなかったのが、かなりクる。ADHDっぽい娘の、上手く出来ない苦悩もしんどい。読んでて暗い気持ちになるけど、最期まで読了したい作品。2025/06/10
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