ブルーバックス<br> 生命にとって金属とはなにか―誕生と進化のカギをにぎる「微量元素」の正体

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ブルーバックス
生命にとって金属とはなにか―誕生と進化のカギをにぎる「微量元素」の正体

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  • サイズ 新書判/ページ数 320p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065385548
  • NDC分類 464.8
  • Cコード C0240

出版社内容情報

金属なくして、生命の誕生も進化もありえなかった!
体内に1%以下しか存在しない微量元素の驚異のはたらきと機能を解き明かす!

内容説明

マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、モリブデン…。金属は体内で、いったいなにをしているのか?生命は誕生初期、エネルギーを効率よく使用するため、のちにヘモグロビンの中核をなす鉄を取り込んだ。生物が利用する金属の種類と機能は、体構造の複雑化にともなってどんどん多様化し、健康を維持するための必要不可欠な存在となった。「微量」の名とは裏腹に、多種多様で、きわめて重要な役割を果たしている生体金属―。その存在は、生命の誕生と進化にどう関わったのか?多すぎても少なすぎても体調に異変をきたす理由とは?「金属=無生物」の視点からみた壮大な生命史!

目次

第1章 生命の誕生と金属―“いのち”をつくる金属元素の不思議
第2章 生命のエネルギー源「酸素」を使いこなす金属―そのメリット/デメリットをどう制御しているか
第3章 「新しい生物の出現」を可能にした金属のはたらき―カンブリア大爆発の謎に迫る
第4章 微量元素を使え!―体内ではたらく金属たちの姿をとらえる
第5章 金属とはなにか―その性質を決める「周期律」を探る
第6章 金属を薬にする!―微量元素で病気を治す

著者等紹介

桜井弘[サクライヒロム]
京都薬科大学名誉教授。1942年、京都市生まれ。京都大学薬学部卒業、同大学大学院薬学研究科博士課程修了。薬学博士。京都薬科大学講師、徳島大学薬学部助教授、ドイツ・ザールランド大学・フンボルト財団、アメリカ・イリノイ大学、ドイツ・コンスタンツ大学、アメリカ・ブランダイス大学で博士研究員、京都薬科大学教授、分子科学研究所客員教授、鈴鹿医療科学大学薬学部教授を歴任し、2007年より現職。専門は生物無機化学・生命元素学・代謝分析学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mae.dat

247
儂の身体を構成する元素。重量比で酸素、炭素、水素の所謂炭水化物や水分。それが90%超であると。それに幾許かの窒素、カルシウム、リン。そして0.8%程の少量元素に0.7%程の微量及び超微量元素。この1.5%分に重要な働きが担われているのですね。金属元素を基軸とした生命史。電子殻と電子軌道を用いた金属イオンの働きについての解説(難しかった)。金属が体内でどの様に働いているのか。薬剤の応用から放射性元素を用いた医療の応用と幅広の内容に満腹です( ¨̮ )。メンデレーエフの功績と周辺の歴史は特に面白かったな。2025/04/12

kamekichi29

8
生命の体内にある金属。なぜ存在するのか、体内に存在するようになった経緯や、体内での働きや治療における金属の利用などの解説。化学反応など結構詳しい解説もあって、その辺りはわからなくなったけど、金属は生命を維持するのに重要なのだと思えるような内容だった。2025/04/08

ちゃんぐ

8
久々のブルーバックス。カンブリア大爆発は全球凍結後に粉砕された岩石が海水中に溶け出し、含まれる微量な金属イオンが生命の進化に重要な役割をー!とFacebookで流れてきたんで思わずポチリ。残念ながら生命の誕生と進化にまつわる話はそこまでだった。薬学の先生らしく3分の2くらいは薬の話なんだけど全然読みにくくなかったし(読みやすかったわけでわない)累々と述べられるわずか2~3行の研究の成果にどれだけの人の才能と人生がかけられたかを慮ると、ちょっとロマンを感じてしまう。微量元素の欠乏過剰症とか使える情報もあり。2025/03/03

くらーく

6
タイトルから想像していたより遥かに範囲が広かった。宇宙創成からですか。確かにエネルギーが水素になって、鉄が出来てって、生命と金属まで遠くない?と思うけど、そこが必然なのですね。何か体調が悪いと、ミネラル不足の事を言われますよね。鉄とか亜鉛とか。それが、138億年前から今の自分の体調に至る経緯。繋がっているのよねえ。いやー、本書を読むまでは、バラバラの知識なのに、間(時空)を埋めるのですわ。いや、分かっている訳では無いですよ。ざーっと読んで、ちょっと気づいたこと位ですから。学問って広いし深いし、キリが無い。2025/05/09

女神の巡礼者

6
このタイトルは衝撃的で、今まで意識していなかった分野であり、これは読むしかないと感じたのですが・・・、かなり難解で、私の手にあまる内容でした。元素周期表からはじまった内容は、化学の素養の乏しい私には未知の世界でした。しかし、生物が生きているなかで、金属をはじめとする微量元素が果たしている役割は重要だということは深く理解できました。では、どうして生物がそれを利用できているのか。地球の歴史の過程で、金属が海洋に溶け出してというのは分かるのですが、それを利用できるようになったのはどうしてかは謎のままでした。2025/05/05

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