蔦屋重三郎―たわけ本屋一代記

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蔦屋重三郎―たわけ本屋一代記

  • 増田 晶文【著】
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  • サイズ 46判/ページ数 368p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784065385524
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

遊廓街・吉原で育ち、小さな貸本屋を開業……。やがて歌麿、北斎、写楽、曲亭馬琴、十返舎一九らを発掘し超人気作家に育て上げる。文化の担い手を「武士や豪商」などの富裕層から「庶民」へとひっくり返し、幕府による弾圧にも「笑い」で対抗。江戸庶民は彼を「蔦(つた)重(じゅう)」と呼び、喝采を浴びせた。その鋭敏な感性、書き手を虜にする人間性、したたかな反骨精神を描く蔦重本の決定版!

江戸を文化的に豊かにしただけでなく、今のポップカルチャーの基礎をつくった人だと思っています。
―――NHK大河ドラマ『べらぼう 蔦重栄華乃夢噺』主演・横浜流星(日刊ゲンダイ2025年新春特別号インタビューより)

〈寛政の改革の嵐は蔦重の家財半分をさらう、そのときお江戸は---〉
 日本橋と吉原の耕書堂は雨戸を固く閉ざしている。大戸には「負けるな」「一日も早い再開を」「戯家(たわけ)の灯を消すな」と励ましの落書の数々。雨風が叩きつけても消えそうにない。
 本屋の裏口、長身の老人が身を滑らせるように入っていく。叔父の利兵衛だ。
「お前という子は幼い頃から偉そうな御仁が大嫌い」
 初志貫徹は立派なこと。ヘンな褒め方をしてから叔父は真顔になった。
「奉公人や彫師、摺師に迷惑をかけられない。銭なら融通するからいっておくれ」
 蔦重、ゆっくり首を振る。横のとせが背筋を伸ばした。
「お舅(とう)とうさん心配をおかけします。でも、あたしの蓄えが少々」
 夫婦が見交わす眼と眼、舅(しゅうと)は頼もしそうにいった。
「ずいぶんと綜(へ)麻(そ)繰(く)ったもんだ。さすがはおとせ、感心感心」
 叔父は店の落書のことをひとくさり。そして重三郎、とせを見据えた。
「こんなことで負けちゃいけない。戯家の本屋が変じて反骨の本屋。江戸の期待は大きいよ」
(第七章「不惑」より)

出版王の反骨精神はいかにして生まれ、散っていったのか。生き別れた両親、花魁への初恋、波乱万丈の人生を支えた妻・とせによる内助の功など、稀代の本屋の知られざる一面を描き出す感動の長編小説。

内容説明

「お江戸を本でひっくり返す!」遊郭街・吉原で育ったひとりの本屋…。やがて歌麿、北斎、写楽、曲亭馬琴、十返舎一九らを発掘し超人気作家に育て上げる。江戸庶民は男を「蔦重」と呼び、拍手喝采。その鋭敏な感性、描き手を虜にする人間性、したたかな反骨精神を描く!

目次

第一章 生い立ち
第二章 貸本屋
第三章 恋
第四章 同士
第五章 戯家の天下
第六章 反骨
第七章 不惑
第八章 再起

著者等紹介

増田晶文[マスダマサフミ]
1960年、大阪府生まれ。同志社大学法学部法律学科卒。10年余りの会社員生活を経て94年に文筆の世界へ。98年「果てなき渇望」でNumberスポーツノンフィクション新人賞受賞。以降、人間の「果てなき渇望」を通底テーマにさまざまなモチーフの作品を発表している。歴史、時代小説において新たな人物像を構築、描写することに定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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keitakenny

2
巷で流行っているみたいなんで読んでみて 後から知ったがドラマやってたのか 歴史+芸術の蔦屋重三郎の私生活、とりまきの方々が出てくる蔦重外伝な本 プロデューサーの手腕や功績はまた別の書籍で見るべし2025/03/15

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