ブルーバックス<br> 手術はすごい

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ブルーバックス
手術はすごい

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  • サイズ 新書判/ページ数 228p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784065385067
  • NDC分類 494.65
  • Cコード C0247

出版社内容情報

医師の思考力と技能、器具の進化、そして患者の生命力――。
手術には3つの要素が組み合わさっていた!!
消化器外科医が教える「最高のオペ」とは?

手術を受ける人も、外科医を目指す人も、まずはこの1冊から!

●「時間を戻す」魔法の薬と「臓器トレーニング」
●メスは最初の一刀だけ? 現代の手術器具はハイテクの塊
●「光」やAIを使って標的の腫瘍を正確に知る技術
●達人の糸さばき――古くて新しい針糸の世界
●神様が定めた「身体の糊付け」を剥がすワザ
●良い外科医ほど、絵画も上手いのはなぜ?

【本書で詳細に扱う主な手術例 いずれも医師自身による詳細なスケッチつき】
1:胆石症に対する腹腔鏡下胆のう摘出術
2:大腸癌肝転移に対する右肝切除術
3:肝細胞癌に対するロボット支援肝S8切除術
4:膵癌に対する膵頭十二指腸切除術 

【本書の主な内容】
1章 戦略・戦術編
手術だけが成し得ること/「マージン」と「リンパ節郭清」/「手先の器用さ」よりも「思考過程」/求められる病院の総合力 ほか
2章 武器編
鋼製小物/切開と凝固を行うことができる電気メス/血管シーリングシステム/手術支援ロボットの「骨格」 ほか
3章 技術編 その1
達人への道は「道具の持ち方」から/堅実な結節縫合か、華麗な連続縫合か/素早く確実に結紮するための「糸結び」各流派/ ほか
4章 技術編 その2
「剥離」のワザ――神様の「糊付け」を剥がせ!/肝臓とブロッコリーとパリ市街の共通点/達人が魅せる「一筆書き」の手術 ほか
5章 実践編(詳細な術式スケッチつき)
胆石症に対する腹腔鏡下胆のう摘出術/大腸癌肝転移に対する右肝切除術/肝細胞癌に対するロボット支援肝S8切除術/膵癌に対する膵頭十二指腸切除術 ほか

内容説明

医師の思考力と技能、器具の進化、患者の生命力。手術の世界は奥が深い。消化器外科医が考える「最高のオペ」とは。

目次

序章 消化器の基本事項
1章 戦略・戦術編 手術の成否は事前の治療「戦略」と、手術室で粛々と実行する「戦術」にかかっている
2章 武器編 古典的な「刀剣」から最新の「AI機器・ロボット」までが大活躍
3章 技術編 その1―基本テクニック ひたすらトレーニングを積み重ね、「達人」の領域を目指す
4章 技術編 その2―応用テクニック 「層」と「線」を見極めて手術を自在にデザインする
5章 実践編 戦略・戦術・武器・技術…これらがどうやって手術に集約しているのか、実際の様子を覗いてみましょう

著者等紹介

石沢武彰[イシザワタケアキ]
大阪公立大学大学院医学研究科肝胆膵外科学教授。1973年東京都生まれ。千葉大学医学部卒業後、肝臓手術の権威である幕内雅敏教授の手術を学ぶべく東京大学医学部肝胆膵外科に入局(同大学院修了、医学博士)。パリで腹腔鏡手術の奇才ブリス・ガイエ教授に師事。がん研究会有明病院などを経て、2022年4月より現職。開腹手術からロボット手術まで「ライセンスだらけ」の外科医として日常診療にあたる一方、「蛍光ガイド手術」の開発と普及をライフワークとする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

116
著者は大阪公立大学の肝胆膵外科学教授。武器編・技術編・実践編と、具体的な記述を通して「手術はすごい」が実感できるが、少し専門的過ぎるかもしれない。それよりも、その前に置かれた「戦略・戦術編」は納得である。小手先の器用さより、その何倍もの思考過程が大切との指摘の中に、本当の凄さがある。「安心して下さい、不器用な人間も外科医になっています(筆者である私のことです!)」は、外科医を目指す若者へのエールなんだろう。器具の写真、臓器や血管などのイラスト、更には医局員たちが書いたスケッチなど図版が豊富なのは有難い。2025/03/04

ゲオルギオ・ハーン

27
現代の手術について、計画の仕方、設備や技術を解説した一冊。具体例も出していてイメージもしやすい。ドラマをみているとけっこう簡単に手術に踏み切っているが、実際は切り札的な位置づけで、投薬などの身体への負担が少ないアプローチで改善させていく(治りにくくても手術まで進んだ場合の成功率を上げることができる)。どうしても手術になる場合でも切る範囲はできるだけ少なくして身体への負担を最小限にするなどの配慮は想像以上だった。また、手術器材のことも詳しく書いていて面白かった。2025/03/16

tom

24
ちかじか、ひょっとしたらという状況が現れたので読んでみた。外科医はすごい。「泣くな研修医」シリーズでは、雨野君が外科医の道を一歩一歩進んでいるところだけど、この本では、外科医の人たちの日常の仕事とその基礎となる訓練を書きだしている。人の体を切り開き、内臓の癒着を剥離して血管を探し出し、間違いないかどうかを確かめるために、ちょっと傷つけてみる・・・。すごいな、アドレナリンが出っ放し。ほとんど中毒の域に達するほどのテンションの中での仕事なのだろうと思いながら読む。2025/04/11

テイネハイランド

22
図書館本。著者は肝胆膵分野の現役外科医師(大阪公立大学医学部教授)。外科医が行う手術について一般向けにここまで詳しく書かれた本は日本ではおそらく初めてであり、一部理解が難しい内容はあるもののとても興味深く読むことができました。外科手術は医学のなかでも匠の技(手術糸と手術針で臓器を縫合/吻合)と最新技術(内視鏡手術/蛍光ガイド手術/切開と凝固を行う電気メス/手術支援ロボット)が交差する医療の花形分野でもあり、そのすごさの一端がよくわかる良本だと思いました。最先端領域なので続編にも期待しています。2025/03/26

kitten

17
図書館本。ブルーバックスとは思えないシンプルすぎるタイトルに惹かれた。外科医って職人なんだなあ、と思った。そして、この仕事が大好きなんだろうな。医学生向けだし、私のような一般人にはよくわからないところも多いけど、文字通り、「手術はすごい」ということは理解できた。2025/03/28

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