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出版社内容情報
曽田正人が描くレーシング漫画の金字塔、新装版で登場!第8巻!
シートは地球上にわずか20のみ。あまりにも狭き道よ。
それでも最高峰へ取り憑かれた幾千の若者たちは迷いもせずなだれ込む。
傷つき血を流し、心が折れたライバルをエスケープ・ゾーンへ押し退け
満身創痍でようやく一人が通り抜けられるか。
スピードの帝国、フォーミュラ・ワンへの続く道。
その隘路はどこか似ていた。
無理がある…!並んで二人は通れないのだ!
”スズカのシケイン”
ここで我々は幾度目撃したことだろう。
愚かで、強引で、そして抱きしめたくなるような
男たちの意地の張り合いを!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
s_s
1
とにかく誰よりも速く。速さで惹き付け捻じ伏せるカペタの快進撃は続き、物語は第3部へ進む。源との激戦は第2部終盤で1番の見せ場だったが、追いかける側の人間であったカペタが、僅かな時間追われる立場となり、その多大なプレッシャーがこちらまで伝わってくるようだった。白熱したトップ争いの結末は意外なものだったが、源とカペタがまともに会話しているだけで、ここまで読んできた身としては嬉しい。入門としてのFステラから、本格的なF3へと歩みを進めるカペタの活躍が今後も楽しみ。もちろん、第2部で一番成長したノブを含めて。2025/05/23